第6話

⚖️ ⅵ
368
2024/03/30 06:47



いや呪霊の量キモ()
安室透
いらっしゃいませ〜



このイケメン兄さんにみんなついてんのか。











イケメン???









釘崎野薔薇
イケメン爽やかお兄さん!!!!
よっしゃこの店はアタリね!!
安室透
え?




イケメン兄さんは苦笑いを浮かべる。





イケメンなのはいいことね。

でも呪霊の量…。




周りからの嫉妬や妬み?



でもそれだけだったらこの量にはならないわよね…。






私は出入り口で突っ立ったまま考える。
安室透
お客様…、お好きな席へとうぞ?




釘崎野薔薇
あ、すみません
私は店の端にある、窓側の席に座った。





安室透
なにかご注文がお決まりでしたらお声掛けください。



釘崎野薔薇
おすすめはありますか?
安室透
ハムサンドですかね。




イケメン兄さんは爽やかな笑顔で答えてくれる。


くっ…眩しいわね…。






釘崎野薔薇
じゃあ、ハムサンドを一つ。
釘崎野薔薇
おと、アイスティーも。
安室透
ガムシロップは…?
釘崎野薔薇
あ、お願いします。

安室透
ハムサンドとアイスティーですね。
安室透
ありがとうございます。







イケメン兄さんは、カウンターの席の裏側へと行った。














まだどれもいない店内を私は見渡す。









そりゃそうよね、今日平日だもの。


しかもお昼後のスカスカな時間。










釘崎野薔薇
ふわぁ…。
最近米花町の呪霊の量になれるのに、神経使いすぎちゃってるのかしら。

すっごい疲れてる気がするわ…。






安室透
ハムサンドとアイスティーです。



眼の前に出されたのは、出来立てのハムサンドと、キンキンに冷えたアイスティー。
釘崎野薔薇
わぁ、美味しそう…!


私はスマボをとりだし、パシャパシャ写真を撮る。







安室透
今日はお一人ですか?
イケメン兄さんが話しかけてきた。
釘崎野薔薇
あ、まぁはい。







イケメン兄さんはニコニコと笑顔を絶やすことなく、私に聞いてきた。





















安室透
僕には高校生くらいに見えるんですけど…。
安室透
学校とかはどうしているんですか?



イケメン兄さんの笑顔の奥に、疑いの眼差しが見えた気がした。

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