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第39話

写絵・捨
70
2025/11/18 09:38 更新
🥷
あぁ...そういうこと。
🐱
はい。すみませんでしたぁ!!
🦀
スミマセンデシタ。
うっしーの家に戻り、
部屋には落ち着いた声と謝罪の声が響いた。
🥷
レトさんは俺が
うっしー狙ってるって思ってたのね?
🦀
そりゃ思うでしょ...
🥷
いや...でもこれは俺にも非があるのか。
流石に謎多き最強男気取りすぎたかぁ...。
俺はガッチさんに一連の流れを話し、
レトさんにも俺がガッチさんから聞いたことを話した。

レトさんはその話を聞いて改心(?)し、
元から自分のした事は間違っていたと分かっていたらしく、
彼なりに反省の色を見せていた。

まぁ、巻き込まれたとは言え俺も悪かったからなぁ...。

うっしーはソファーで寝かせている。
この調子じゃあきっと明日の朝まで起きないだろう。
🐱
俺さ、
🥷
🐱
ガッチさんがうっしーに
正体バレたくない理由分かったかも。
頭の中に浮かんできたのだ。
今、ただぼんやりと。
レトさんの眼差し、
目の前の霊の優しさ、性格に触れて。

いや、言ってみただけだ。
根拠なんて、そんなものなどない。
蛇口を捻って止まらない水みたいに、
頭の中に浮かんできたことを。
🐱
うっしーには生きてる人間の
知り合い、誰もいなくなっちゃうから?
それでも自分でわかっていた。
自分が何を言っているかということ。

的を得たのだろうか。
空間に音が無くなる。
🦀
....
レトさんも何も言わない。
🥷
俺はね。
少し笑いながら、自分の手を見つめて言った。
🥷
俺の使命としてうっしーを
禍津日神に渡しちゃいけないんだ。
そこで終わったかのように思えて、
"答えになっていない。"と返そうと思ったのだが、
彼はそれをかき消すように深くため息をして
はぁ。とまた息を吐く。

暗くなった外を覗く窓に、彼の姿が写っている。
🥷
だからね、
うっしーと俺は友達なんかじゃない。
その一言は意外なものだった。
寝ている牛沢の身体が、少し動いたように思えた。
🥷
もうすぐ俺もいなくなる。
そうすればみんな忘れるから。

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