髙橋side白雪「みんなに……相談したいことがある」
今日はHiHi Jets6人全員揃った日
雑談してたら一彩が真剣な顔で「相談」なんて言うから聞くのが少し怖くなった
白雪「滝沢くんからさ………TOBEでソロ活動しないかって誘われたんだ…」
「「「「『え???』」」」」
一彩が…TOBEでソロ???
橋本「…もし、もしだよ?一彩がTOBEでソロ活動します。って言ったらHiHiはどうなるの?」
白雪「もしそうなったらSMILE-UPもHiHi Jetsもキッパリ辞める」
ハッキリ言った一彩に俺達は頭がついてこなかった
井上「…俺の個人的な質問だけどさ」
重たい沈黙を破ったのは瑞稀くんだった
井上「一彩は今もソロ活動してんじゃん?SMILE-UPなのかTOBEなのかの違いなのに一彩は何に迷ってんの?」
瑞稀くんの言葉に納得した
確かに一彩はソロ活動してる
その事務所がうちかTOBEかの違い
一彩は何を迷ってるんだろ…
白雪「迷ってる……って言うかみんなの意見を聞きたい…って感じ」
顔を下に向けながら一彩はそう答えた
『俺は……一彩のしたいことを応援したい』
俺は思ってることを素直に口にした
『そう言うと一彩はもっと悩むかもだけどさ…一彩が決めたことに俺達は責めたりしない。だからゆっくり考えて欲しいな』
猪狩「……俺も、優斗と同じ気持ち」
次にガリさんが口を開いた
猪狩「どっちかって言うと俺はソロ活動してみれば?って思う。でも一彩がしたいことを俺は応援する」
作間「俺も」
次に作間が口を開いた
作間「一彩ちゃんがいなくなったら寂しい。けど、そんな個人的な気持ちで一彩ちゃんの進む道を拒みたくない」
橋本「…俺も」
次にはしもっちゃん
はしもっちゃんは少し涙声で話を続けた
橋本「今一彩とドラマの撮影してるじゃん、?その時ふと思ったんだ。“一彩が別の世界の人みたい”って」
橋本「確かにHiHi Jetsとして一緒にいた時間よりも声優として活動してた時間が長いから…当たり前っちゃ当たり前だけどね…」
はしもっちゃんは泣くのを堪えながら口を動かした
橋本「さくちゃんの言う通り一彩がいなくなったら寂しい。けど、そんな個人の気持ちで一彩を悩ませたくない。一彩が進みたい道を選べばいいんだよ」
井上「…俺もみんなと同じ気持ち」
最後に1番仲が良い瑞稀くんが口を開いた
井上「一彩が進む道に俺達は反対しない。けど、これだけは忘れないで」
白雪「…?」
泣きそうな一彩を瑞稀くんは改めて見つめた
井上「一彩がHiHi Jetsを辞めたとしてもHiHi Jetsは永遠に6人だから」
白雪「…!!」
瑞稀くんの言葉を聞いた一彩は大粒の涙を流した
井上「それ忘れたら一生呪う」
最後まで瑞稀くんらしいなぁって思って思わず俺達は笑った
それから一彩は数分黙り込んだ
その後勢い良く顔を上げた
白雪「私…決めた」
そう言う一彩の目はキラキラと輝いていた
白雪「みんな!」
一彩が楽屋の扉の前に立ってにこやかな笑顔で言った
白雪「ずっとずっと大好きだよ!!」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!