前の話
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そうすると蓮がりおとよね。2人を強く抱き締めた
そして世界にブレーキ音が鳴り響いた。
そこはバスの中だった。
バスは横転していた。
割れる窓ガラス、燃え上がる火、吹き上がる煙
遠くから聞こえるサイレンの音。
気づくと病院にいた。
一番最初に目を覚ましたのはりおだった。
俺は朦朧とした中で蓮とはまた違う神様の声を聞いていた。
そうすると俺は意識がハッキリとして目が覚めた。
横を見ると、
りおしかいなかった。
俺たちは蓮がいないことを看護師に問い詰めた。
看護師は唇を噛み締め一呼吸置いてからこう言った
その部屋には
安らかに眠っている九条蓮がいた。
どうやら俺たち2人のことを包み込むようにして死んでいたらしい。
そのお陰で俺たちは致命傷を負うことなく済んだらしい。
空を見上げると狐のような雲が俺たちを見ていた。
俺は涙が止まらなくなった。
俺は最後の繰り返しの時、自分だけが助からないのは薄々感じていた。
2人はどこも痛くは無かったが俺だけ胸が痛かったからだ。
しかし九条蓮は2人を守り死んでいった。
そうして月日が流れ俺は誰とも関わりを持たなくなった。
小狐の人とも。
そしてりおとも。
人と関わるのが怖くなった。また自分のせいで誰か失うのではないか。誰かが傷つくのではないか。
そんなある日。また夢を見ていた。
ただ今回の夢は違った。
薄水色の空間の先に人影が見えた。
近づいていくと、、、、
九条蓮だった。
蓮は嬉しそうなでもどこか寂しそうな顔をしていた。
そうすると蓮は顔を真っ赤にした
そう言うと蓮の姿が薄くなり俺の意識も遠のいていった。
目を覚ますとスマホに沢山の通知が溜まっていた。
【よねー!!!生きてるかー!!】
【おいよね!!返事しろ!!】
【起きろーー!!】
【VC来いよ!!早く早く!】
俺は苦笑いしながらVCにはいった。

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。