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第1話

ロールシャッハシンドローム
62
2025/02/06 01:40 更新
九条蓮
九条蓮
すまない、、わしが2人を必ず生きて帰すから、、
そうすると蓮がりおとよね。2人を強く抱き締めた
そして世界にブレーキ音が鳴り響いた。
そこはバスの中だった。
バスは横転していた。
割れる窓ガラス、燃え上がる火、吹き上がる煙
遠くから聞こえるサイレンの音。
気づくと病院にいた。
一番最初に目を覚ましたのはりおだった。
俺は朦朧とした中で蓮とはまた違う神様の声を聞いていた。
???
???
よね。お前はりおが好きか?
よね
よね
はい。大好きです。だからこそこの選択をしました。
???
???
そうか、、、
そうすると俺は意識がハッキリとして目が覚めた。
横を見ると、
りおしかいなかった。
俺たちは蓮がいないことを看護師に問い詰めた。
りお
りお
私たちと一緒に長髪の人がいませんでしたか!?
看護師は唇を噛み締め一呼吸置いてからこう言った
看護師
看護師
こちらの部屋へ来てください。
その部屋には
安らかに眠っている九条蓮がいた。
どうやら俺たち2人のことを包み込むようにして死んでいたらしい。
そのお陰で俺たちは致命傷を負うことなく済んだらしい。
空を見上げると狐のような雲が俺たちを見ていた。
俺は涙が止まらなくなった。
りお
りお
あの、、、馬鹿狐、、、3人で帰るって言ったじゃん、、、
俺は最後の繰り返しの時、自分だけが助からないのは薄々感じていた。
2人はどこも痛くは無かったが俺だけ胸が痛かったからだ。
しかし九条蓮は2人を守り死んでいった。
そうして月日が流れ俺は誰とも関わりを持たなくなった。
小狐の人とも。
そしてりおとも。
人と関わるのが怖くなった。また自分のせいで誰か失うのではないか。誰かが傷つくのではないか。
そんなある日。また夢を見ていた。
ただ今回の夢は違った。
薄水色の空間の先に人影が見えた。
近づいていくと、、、、
九条蓮だった。
九条蓮
九条蓮
よぉ、よねこんこゃん
よね
よね
蓮、、、様、、?
九条蓮
九条蓮
あぁ、そうじゃよ、
蓮は嬉しそうなでもどこか寂しそうな顔をしていた。
よね
よね
なんでここに、?
九条蓮
九条蓮
お主あの事故以来小狐達と話してないじゃろ
よね
よね
それは、、
九条蓮
九条蓮
しかもりおとも話してないじゃろ?
よね
よね
うん、、
よね
よね
また俺のせいで誰かを失うのが怖いもん、
そうすると蓮は顔を真っ赤にした
九条蓮
九条蓮
よねっ!!お前はそんな弱いのか!?
よね
よね
ん、、
九条蓮
九条蓮
なぁよね?わしが死んだのはわしのせいじゃよ。
よね
よね
そんなこと、、
九条蓮
九条蓮
いや、ある。わしの力が及ばなかったからじゃ
本当に申し訳ない
よね
よね
蓮様、、
九条蓮
九条蓮
よね。わしと1つ約束をしてくれ。
よね
よね
うん、
九条蓮
九条蓮
幸せになってくれ。
前のようにバカ笑いしてくれ。
よね
よね
え、、
九条蓮
九条蓮
返事が聞こえんぞ?
よね
よね
は、はい、
九条蓮
九条蓮
それでいいのじゃ。
よね
よね
蓮、様、、
九条蓮
九条蓮
お主りおを泣かしたり喧嘩するなよ?笑
よね
よね
うん、わかってる、
九条蓮
九条蓮
それじゃあ、お別れじゃな、
よね
よね
ん、、、ばいばい、、
九条蓮
九条蓮
あぁ、、わしはずっと見とるからな、
そう言うと蓮の姿が薄くなり俺の意識も遠のいていった。
目を覚ますとスマホに沢山の通知が溜まっていた。
【よねー!!!生きてるかー!!】
【おいよね!!返事しろ!!】
【起きろーー!!】
【VC来いよ!!早く早く!】
俺は苦笑いしながらVCにはいった。

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