第2話

15
2024/05/01 14:17
ピンポーんと玄関のチャイムが鳴るので向かった
それは普通の事だと思うし、私はヒーローでは無いが一般人の中でも強い方なので変なセールスとかでも対応出来ると思ってモニターをまともに見てなかったのはしょうがない、だからこれは全部ぴゅ
アマイマスクのせいなのだ、そうなのだ
あなた
粗茶ですが
イアイアン
あ、お構いなく
オカマイタチ
いただきまーす
ブシドリル
いただきます
イアイアン
おい、少しは遠慮しろ
アマイマスク
コーヒーが良い
あなた
無い!!
アマイマスク
あるだろこの前のが
あなた
勝手に行くな!!
あなた
全くもう
イアイアン
それで、本題なんだが
あなた
はいはい、どうせ月輪の事ですよね
イアイアン
やっぱり!!ここにあるのか!?
オカマイタチ
凄い…ほんとにあったんだ
ブシドリル
師匠の話を信じてなかったわけではないが…まさかこんな所で見つかるとは
アマイマスク
それは僕が嘘を言うと思っていたと言う事か?
あなた
家でギスギスしないで下さい
あなた
えっと月輪の事ですが、渡すのは嫌です
イアイアン
そんな!!
オカマイタチ
ちょっと!!ほんとに月輪なんてあるの!?
あなた
……疑うんですか、ならまぁ無いんじゃないですか?
オカマイタチ
何よその適当な感じ!!
アマイマスク
苦い
ブシドリル
お前興味無さすぎだろ
あなた
あるって言っても無いって言っても引いてくれないんですか?
イアイアン
俺達の師匠が探しているものだ、そう簡単に引き下がる訳にはいかない
ブシドリル
イアイアン…!
あなた
それでは私が出すお題をクリア出来たら月輪を持っていってもらって大丈夫です
オカマイタチ
はぁ〜〜!?さっきから聞きたかったんだけどなんでアンタが上から物を言ってるのよ!!
ブシドリル
たしかに…日輪は正式な協会が預かっている、ならその対にある月輪もこちらで保管するべきではないか?
あなた
いや、だから私の家系が元々の所有者なんだから当たり前ですよね?、
それともなんですか?ヒーローは窃盗も正当化出来るんですか?怖い、怖いです!!!助けてアマイマスク!!
アマイマスク
はいはい、その時は僕が守ってあげるよ
あなた
だそうです!頑張ってくださいね
イアイアン
(ここは大人しくあの子の言うことに従った方が良い)
オカマイタチ
(うぅっ、たしかに月輪が何処にあるか分からない以上持って帰れもしないわ)
ブシドリル
(…わかったここは冷静なお前の判断に任せよう)
あなた
それでは、お題と言うのは月輪の抜刀です
イアイアン
が、月輪を!?
ブシドリル
日輪と対になる、月輪を抜くだと!?
オカマイタチ
師匠でも日輪を抜くのに手こずってたのに…!?
おや…?想像してたより弱虫?
あなた
まぁ、要らないと言うならやらなくても
イアイアン
いや、俺が抜刀する
あなた
おっ
あなた
頑張ってください
イアイアン
ふぅ、(大丈夫だ、俺だって修行を怠けた日は無い、それに何より日輪を抜いた師を持つ弟子だ!)
イアイアン
っ!!!
ゴトン、と重い音がする
床に落ちた月輪は竿に収まったままだ
あなた
なるほど確かに普通の人よりは惜しい所まで行ってますね
オカマイタチ
凄いじゃない!イアイアン!
ブシドリル
凄い!!よくやった!!
あなた
でも抜刀出来てないので月輪を譲る事は出来ません
オカマイタチ
そんな!!
イアイアン
(これが…月輪…!!!抜こうとするだけで神経を持って行かれあと少し手を離すのが遅ければ俺が俺では無くなっていた…!!)
イアイアン
……今日は引こう
オカマイタチ
イアイアン!!
ブシドリル
諦める事は無い!!次は拙者が行こう
オカマイタチ
そうよ!!まだ私達が残ってる!!
イアイアン
諦めるんじゃない!!まだ俺達には早かったんだ…!!
オカマイタチ
イアイアン…
あなた
やっと帰った
アマイマスク
口ほどにも無い奴らだ
あなた
ずっと珈琲飲んでただけの癖に
アマイマスク
仕方無いだろ、僕はあくまでも中立の立場でいる必要があった、そうした方が君が得だったからだ
あなた
はいはい…でもなんで急にあの人達を連れてきたの?
アマイマスク
…ちょっとだけ借りが出来てしまったからその埋め合わせ
あなた
貴方が借りを作るなんて珍しい
アマイマスク
良いんだよそんな事は
あなた
待って、私を売ったって事?
アマイマスク
あいつらに渡すほど落ちぶれちゃいないだろ
あなた
そうだけど!!、ねぇ!!!おい!!菓子を食食べるな!!!

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