テオside
最近、じんたんがおかしいんだ。
なんかやたらと
『俺とコンビで良かった?』
とか
『今日はスカイハウス泊まろうよ。』
とかさ。
なにかあったんだよね。
俺にはわかる。
だって
“大好きな人”だから。
俺は同性愛とかあっていいと思うし、
じんたんが俺の事なんて好きじゃなくても全然いい!!
じんたんが相方としてずっっっと俺の横にいてくれれば!
そりゃあもちろん
付き合いたいよ?笑
でもさ。
関係崩れちゃうなんて
悲しすぎるよ。
今の俺には耐えきれない。
LINE♪
《LINE》
やったぁ会える!
聞こうかな。
なにがあったのか。
_スカイハウス
…
10秒ほど、沈黙が続く。
この時間も俺には幸せ
よし、聞こ
急にじんたんの顔つきは真面目な顔になった。
そ、そんな
必死に涙をこらえた。
沈黙が続く
さっきと違い、
全く幸せじゃない。
((ギュッ
じんたんの大切な1年。
俺がいただく。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!