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第3話

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2023/02/06 15:00
何気ない日常が続くと思っていた。



でもヒュニンカイが転入してくれたおかげで僕の日常には楽しみができた。




2時間目3時間目とすぎ、今日は学校の都合でお昼を食べず、4時間で帰れると朝にそう先生が言っていた。




帰りにご飯でも誘おうかな。


なんて斜め前のヒュニンカイを見ながら考える。



4時間はホームルーム。今後の行事やイベントの説明が終わりチャイムがなった。



僕は席をたって



「わっ!」




と後ろからおどかすように僕より少し高いヒュニンカイの肩を叩いた。



ヒュニンカイは驚く素振りも見せず振り返って



「テヒョンって本当にかわいいことするよね」



なんて満開の笑顔で言ってきた。



「テヒョンは家の方向どっち?一緒に帰ろうよ」




「あ、それ僕も言おうとしてた。僕は江南の方だよ。ヒュニンカイは?」



「僕は学校から近いよ。松坡区らへんかな」



「そうなんだ、じゃあ途中までなら一緒に帰れるかな」


「そうだね」


とニコニコしてヒュニンカイは答えた。


今日あったばかりだしちょっと迷惑かななんて考えながらせっかくだし。と自分で納得しながらヒュニンをご飯に誘うことにした


「ねえヒュニンカイ、帰りにご飯行かない?」



「いいね!この近くに食べ物屋って何があったっけ?テヒョンは何が食べたい?」



ヒュニンカイはキラキラした目で僕にそういった。



「アハハ、ヒュニンカイったらすごい乗り気だね」




ヒュニンカイが僕の誘いをこんなに喜んでくれるなんて思いも寄らなかったから思わず笑みがこぼれる。



「テヒョンが僕のことご飯に誘ってくれるなんて思わなかったから嬉しくてさ」



素直に感情表現してくれるのはアメリカ育ちを感じる。


そんな素直でコロコロと表情が変わるヒュニンカイ改めて可愛いなと思った。



「本当?じゃあ僕、チーズトッポッキが食べたいなぁ。学校の近くにトッポッキ屋さんがあるからそこに食べに行かない?」



「あー!もしかして청년(青年)トッポッキ?いつも通学している時にみかけるけど」



「そうそう」



「いいね!テヒョン、早く行こう!お腹ぺこぺこだよ!」



ヒュニンカイは机の上にあるカバンを勢いよく背負い、溢れ出る準備万端を体で表現しながらそう言った。



「アハハ、混む前にいかなくっちゃね」



こうして僕の誘いでヒュニンカイと2人でトッポッキ屋さんに行くことになった。

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