そう言ってカイアさんは部屋から出ていった。
足音が遠のいた後、私たちは円になって
話し合いし始めた。
そう不安がっているナギサの背中をナツメは
少し強めに叩いた。
ナギサは背中を抑えて悶絶していた。
私が問いかけるとライカは少し険しい顔をした。
今の一瞬だけ緊張感が走ったのがわかる。
しばらくしてライカが話し始めた。
そう2人はまるで元から計画を練っていたかのように
つらつらと計画を述べ始めた。
ナギサは戸惑いながらこの話し合いに参加していたから
恐らく、ナギサがこの研究所に来る前から
考えられていたものなのか?
この計画を話している2人の中私はというと、
私もこの計画を今初めて聞いた。
だからこそ、こんなにしっかりと計画されてたとは
全く知らなかったのだ。
ライカとナツメは少し黙った後、
どこか遠い目をしながら話し始めた。
私が恐る恐る聞くと、ライカは少し
私たちのことを睨んだ後、何事もなかったかのように
話し続けた。
私たちは作戦を確認した後、眠りについた。
………ライカが一回バレているってことは
それなりに研究者から警戒されているかもだよね?
ライカは目を覚まし、
誰にも聞こえないような声で呟く。
その言葉には棘はあったが、どこか恐怖を
隠しているような雰囲気があった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。