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第12話

No.11:打ち合わせ。
18
2025/08/29 10:00 更新
No.21
……あっ、No.23おかえり
No.23
た…ただいま……
カイア
……No.23は麻痺している。
カイア
しばらくは体を動かさないと思う
いるあの
だ、大丈夫……?
No.23
う、うん………
No.22
……
カイア
それじゃ、今日はもう寝なさい
明日の実験に備えることだな
そう言ってカイアさんは部屋から出ていった。
足音が遠のいた後、私たちは円になって
話し合いし始めた。
No.21
……さて、脱獄の話をするんだけど
No.22
ナギサが実験に行っている間
私たちはこの首のやつを調べたの
いるあの
そうしたら、この首のやつは
壊れにくいっぽい素材でできていたの
いるあの
だから簡単には壊れないってこと
No.23
んぇ……それじゃあどうするの?
No.21
………クリーチャーとの戦闘で
武器が配布されるでしょ?
No.21
その武器を掻っ攫ってくの
No.23
えっ……そんなことできるの……?
そう不安がっているナギサの背中をナツメは
少し強めに叩いた。

ナギサは背中を抑えて悶絶していた。
No.22
……少しは黙って聞け
No.23
ひ、日に日に僕に対して酷くない……?
いるあの
あはは……
No.21
……話し続けていい?
No.22
別にいいよ
No.21
りょーかい……武器に関しては
なるべく小さめのやつで
いるあの
……今思ったけど、小さな武器で
この首のやつ壊せるの?
No.23
そ、そうだよね……!
本当にどうするの?
No.21
……あほ、私らが実験体って忘れたの?
No.22
実験体は普通の人より
馬鹿力持ってるし…壊すくらい余裕よ
No.23
そうなのかな……?
No.21
自信に満ちてたらいけるって…
いるあの
それでどこから脱出を…?
私が問いかけるとライカは少し険しい顔をした。
今の一瞬だけ緊張感が走ったのがわかる。

しばらくしてライカが話し始めた。
No.21
……リスクではあるが、
非常階段から屋上に行ってそこから飛ぶ
No.21
私たちはいやでも人間じゃない
だからこそそれを利用するの
No.22
4人とも奇跡的に羽が生えているから
飛んでいけば逃げられる
そう2人はまるで元から計画を練っていたかのように
つらつらと計画を述べ始めた。

ナギサは戸惑いながらこの話し合いに参加していたから
恐らく、ナギサがこの研究所に来る前から
考えられていたものなのか?
この計画を話している2人の中私はというと、
私もこの計画を今初めて聞いた。

だからこそ、こんなにしっかりと計画されてたとは
全く知らなかったのだ。

























No.21
とりあえず、こんな感じ
No.23
しっかりとした作戦だったね
2人で考えてたの?
No.22
……まぁ、半分はそうかな
いるあの
誰か…私たちが来る前に
ここに人がいたの?
No.21
……
ライカとナツメは少し黙った後、
どこか遠い目をしながら話し始めた。
No.21
……むかーしに私より上の人がいた
No.21
だけどその人は脱獄の道を
確認している時にバレちゃってね……
No.22
バレたのが3回もあったらしく
そのまま…帰らぬ人になったよ、
いるあの
そう……だったんだ……、
No.23
…確認だけど、ここから逃げ出そうとして
捕まったことってある?
いるあの
もちろん、ないに決まってる
No.22
んー、バレかけたけどセーフだったよ
No.21
………
いるあの
……ライカ?
No.21
……一回…一回だけバレたことがある
No.23
えっ……お、俺はないかな……
No.22
ライカ……いつバレたんだよ…!!
No.21
……少し、確認していたんだ…。
いるあの
……何を確認していたの?
私が恐る恐る聞くと、ライカは少し
私たちのことを睨んだ後、何事もなかったかのように
話し続けた。
No.21
……あんたらが知ることじゃないよ
…知らない方が……幸せなこともある
いるあの
……そ、そうなの…?
No.23
ひ、ひとまず!!脱出の日までに
首のこれとかどうにかするんでしょ?
No.22
もちろん…そうしないとバレちゃうし
いるあの
それじゃーさ、がんばろ!!
私たちは作戦を確認した後、眠りについた。

………ライカが一回バレているってことは
それなりに研究者から警戒されているかもだよね?





























No.21
……知らなくてもいいんだよ、ばーか
ライカは目を覚まし、
誰にも聞こえないような声で呟く。
その言葉には棘はあったが、どこか恐怖を
隠しているような雰囲気があった。

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