第3話

#2.再会
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2026/08/12 08:28 更新
(ザキ Side)
ザキ
ザキ
……紫のやつ、何をやってるんだ?
夏の猛暑のなか、俺は自然豊かな緑の中にある一本道である人物…紫を待っていた。
紫によると、俺に会ってほしいやつがいるらしく…
そんなわけでかれこれ一時間待っている。
ザキ
ザキ
(ったく、呼び出しといてこんな猛暑に一時間も待たせるなよ…
まぁ賢者だし色々あるんだろうが…)
そんなことを呟き、自販機で買っておいたペットボトルの水を飲み汗を拭いながら紫を待っていると…、
ギュオンッ
ザキ
ザキ
…ん?
-ドサッ!!
ザキ
ザキ
うおっ!?
すると俺の近くに突然紫の“スキマ”が開き、そこからなにか…いや、誰かが降ってきた。
そしてスキマはすぐに閉じる。
ザキ
ザキ
は?な、なんなんだいった…
ザキ
ザキ
い…?
ザキ
ザキ
…は…!?
俺は落ちてきたその誰かを見て、思わずペットボトルをその場に取り落としたまま固まった。
なぜなら、その誰かはー。


















































































(なまえ)
あなた
…………。
俺の…大切な幼馴染みだったんだから。
ザキ
ザキ
あなたの澪➡️れ…あなたの下の名前…!?
(なまえ)
あなた
……?
その少女…あなたの下の名前は服についた砂を払いながら俺をまじまじと見る。
(なまえ)
あなた
…ザキ…君…?
ザキ
ザキ
やっぱり…やっぱりあなたの下の名前だ…!!
だが…一体なんでこんなところに…。
俺はあなたの下の名前の手を引いて立たせ、顔をよく見る。
…やはり、俺の幼馴染みのあなたの下の名前だった。
(なまえ)
あなた
あぁ…紫って人に会ってほしい人がいるって連れてこられたんだけど…
まさかザキ君だったなんてね
ザキ
ザキ
(なるほどな…俺に会わせたい奴っていうのは…あなたの下の名前のことだったのか)
ザキ
ザキ
(いやそれならあんな手荒に落とすことなくないか?💧)
そんなことを心で呟き、俺は改めてあなたの下の名前を見る。
…正直、違和感があった。
俺…俺とキラが知っているあなたの下の名前では無かったからだ。
俺とキラが知っているあなたの下の名前は…おしとやかで、誰に対しても優しい…そんな性格だった。
だが、なんだか今は…まるで心や感情が空っぽにでもなってしまったかのような…放心状態のような…そんな感じだった。
いや…そもそもの話、幼馴染みとの数年振りの再会…
俺からいうのも変な部分もあるのかもしれないが…
もう少し感情が溢れだしてもおかしくない筈なのに…
いくらなんでも、冷静すぎる。
(なまえ)
あなた
あー…もしかしてだけど顔に出てない?
ザキ
ザキ
…は?
するとあなたの下の名前は、俺の心情を察したような様子でそう言ってきた。
…まさか、自分が冷静すぎるとわかってるのか?
(なまえ)
あなた
…ボク、感情がわからなくなっちゃったんだよね
ザキ
ザキ
感情が…わからなくなった?
(なまえ)
あなた
いや…わからなくなったっていうより、
表情とかに出なくなっちゃったんだよね
表情に出なくなってる…確かに常に無表情…
ポーカーフェイスになっているな。
(なまえ)
あなた
あと…なにもかもがどうでもいいって考えるようにもなっちゃってる…
まぁ今君に会えてるのは別として
ザキ
ザキ
は?どうでもいいって…
(なまえ)
あなた
あとこんなに自分から喋りだしたのもかなり久しぶりなんだよね…
(なまえ)
あなた
必要最低限の返答以外は、会話なんてしてこなかったくらいだし
ザキ
ザキ
(…なんだ?なにがあったんだ?
あのあなたの下の名前がここまでになるだなんて…)
ザキ
ザキ
(…いや、気になりはするが、今はとにかく)
ザキ
ザキ
…まぁ、聞きたいことや話したいことはたくさんあるんだが…お前とまた会えて嬉しい
(なまえ)
あなた
…そうだね、ボクもだよ
ザキ
ザキ
…キラもこっちの世界にいるんだ。
それに他の仲間も紹介したい。
一緒に来てくれ。
(なまえ)
あなた
…いいよ
そうして…俺はあなたの下の名前の手を引いて歩きだした。

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