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第28話

タイマン
548
2025/02/12 12:39 更新
ナベリウス・カルエゴ
どうしてこんなことに……
ため息を吐きながら生徒会の報告を受けているナベリウス様

「どうしてこんなことに……」なんて全職員、いや全生徒が言いたいことだろう

だってアザゼルさんが全くの別人になっていたのだから
なんというか……お淑やかな乙女になっていた
(なまえ)
あなた
それにしても何でしょうかね…
(なまえ)
あなた
魔術の仕組みこそ単純ですがグチャグチャ過ぎて……
モクラス・モモノキ
ですよね…厄介そうです
(なまえ)
あなた
本当に
魔術に詳しいモモノキ先生が言うほどアザゼルさんにかけられていた魔術は厄介だった
グチャグチャで気持ち悪い
一つきっかけさえあればすぐ解けるのだろうけど……

なんて思っていた矢先

風紀師団が解散選挙タイマンを申し込んできた
ムルムル・ツムル
なんか……ヤバくないですか……
イフリート・ジン・エイト
やばいです…
(なまえ)
あなた
今年は厄年なんでしょうかねえ
ナベリウス・カルエゴ
かもしれませんね

ナベリウス様が纏う空気が重い

焦燥が混じった表情が深刻さを物語っていた


解散選挙を申し込んできてから数日
今のところ勢いがあるのは風紀師団だ

確かに風紀師団の公約は夢がある。聞くだけでワクワクしてしまうというのも本当
ヒトを惹きつけられるというのも一種の才能だろう

ストラス・スージー
ふい大丈夫ですかね〜
生徒会の皆さんは…
(なまえ)
あなた
見た感じ押されてますよね……
ストラス・スージー
ですね〜
イポス・イチョウ
どっちが当選した方がいいんでしょうねぇ
(なまえ)
あなた
どっちでもいいと思いますよ
イポス・イチョウ
(なまえ)
あなた
どちらも良いところはありますし……
(なまえ)
あなた
誰が当選しようと、この学校を変えていくのは生徒会でもなく生徒自身ですから
イポス・イチョウ
なるほど…?
ナベリウス・カルエゴ
ですが個人的には風紀師団は落ちてほしいですね
ナベリウス・カルエゴ
秩序のかけらもありませんし
業務もとんでもないことになりそうです
ダンタリオン・ダリ
まあそれはその時じゃない?
ナベリウス・カルエゴ
はあ……
ナベリウス様の言い分も理解できる
というか嫌でもそういう思考になってしまう
バラム・シチロウ
ほーらため息つかない
幸せが逃げちゃうよ
(なまえ)
あなた
あ、バラム先生
バラム・シチロウ
今僕たちは何も口出しちゃいけないしゆっくり結果を待ちましょう
ダンタリオン・ダリ
そうですね〜
ほらカルエゴ先生も
ナベリウス・カルエゴ
……




本当に結果はわからない
最後の最後で生徒会が逆転するかもしれない
それが解散選挙の醍醐味の一つだったりする




当日まであと三日




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