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第9話

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2025/05/03 12:16 更新












朝光
    彼氏さん、ですか… ?    








濵田くんは何を考えているのか

わからない表情でそう言った。
























ヨシ
   あなた… ? どなた ?    



あなた
   えっ、と … 会社の後輩 、   















結局、濵田くんの疑問には答えられずに

会社に着いてしまった。

別に、答えないといけなかったわけではないし、

彼氏だったとしても濵田くんには関係ない。

そのはずなんだけど、なぜかモヤモヤしている。

















ジフン
  あなた、誰か呼んでるみたいだけど    
あなた
  どなたですか …    








会社まで来て私に用なんて、

誰が来たのかわからなくて少し怖かったけれど、

すぐにその心配はなくなった 。









あなた
  よしくん 、 ?!    





ヨシ
  これ忘れてんで ㅎ   





目の前にはお弁当を持ったよしくんがいた。

朝あのことがあって、

よしくんが作ってくれたお弁当を

持っていくのを忘れていたみたい。











あなた
   ごめんねわざわざ …    
ヨシ
  ええんよ ㅎ ちゃんと食べるんやで    


ヨシ
   あとこれも     







そう言って渡してきたものは

二日酔いに効くエナジードリンク。

じゃあな と言って、笑顔で手を振って帰っていった。













ジフン
  あなたおかえり   
ジフン
  なんかあった?   
あなた
   あー、お弁当持ってきてくれて、 ㅎ   









ジフンさんに食い気味に誰か聞かれたけど

知り合いだと答えるのも、

お弁当を作ってくれる仲で収まらないだろうし。

なんて答えるのが正解かわからないんだけど

話を曖昧に流していたら諦めたみたい。











朝光
   朝の人ですか ?     
あなた
  あー 、 うん 、 ㅎ    






隣の濵田くんはそれだけ聞いて、

すぐ自分の仕事に取り掛かった。

もう少し聞いてくれてもよかったんだけど…


















あなた
   うわ、美味しそう …     




よしくんが作ってくれたお弁当には

綺麗な黄色の卵焼きに、色とりどりの野菜が

丁寧に盛り付けてあった。

普段お弁当なんか食べなくて、

いつもコンビニでおにぎりやパンを食べていた私には

誰かが作ってくれたお弁当がとても嬉しかった。

お弁当と一緒に入っていた小さなメモには

午後からもがんばれ と書かれている。

すぐによしくんにありがとうとメッセージを送り

お弁当の卵焼きを口に運んだ。




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