selly視点
ピピピピッピピピピッ
目覚ましの音で目が覚めた。周りを見渡すとなぎはいるのに、昨日俺のベッドで寝ていたあなたの下の名前がいない。
リビングの方からいい匂いがする。多分あなたの下の名前がはやく起きて朝ごはんをつくってるのだろう。
朝目が覚めた時にいるのがなぎだと機嫌悪くなるに決まっている。別にそんな機嫌悪いわけじゃないけど。
昨日夜ご飯つくってもらったのに今日もつくって貰ってるのは申し訳ないなと思う。
朝ごはんはパンとスクランブルエッグとヨーグルト。いつもこんな豪華(?)な朝ご飯は食べたことない。材料あるだけでそんな料理得意じゃないし。
(ご飯シーン飛ばします)
なぎは俺たちよりはやく食べて家に荷物を取りに帰った。俺となぎの家は5分かかるかかからないぐらいだからすぐに戻ってくるんだろう。俺ん家のほうが学校から近いし。
まじでなんなんだろうこの気持ち…。今まで誰にもこんな気持ちなったことないのに。なぎに言ったら絶対笑われるから絶対言えない。
日本語を勉強する時に使ってる単語帳で代用できるだろう。昨日2人が寝た後に韓国語の方に読み方書いといたから多分大丈夫だろう。
あなたの下の名前が単語帳をパラパラめくりながらわぁとすごとか目を輝かせている。
ピンポーンピッピッピッピンポーン
俺はそういうとあなたの下の名前に合鍵を渡した。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。