第4話

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2024/09/01 13:00 更新

cn視点


あの配信を見てから数週間が過ぎた。
今でも毎日配信を見続けて、Twitchの通知が来るのを楽しみにしている。

だが突然、
あなた
「今日仕事やめたんだよねー」
あはは、と笑っているが声は笑っていなかった。
それほど仕事がキツかったのだろう。
あなた
「明日たくさん配信するから来てね」
明日はちょうど休みだったので、嬉しかった
いつも1時間程度しか聞けない彼女の声が沢山聞けるのだ。これ以上の幸せは無い。




「"明日"たくさん配信する」と言っていたが、結局は1ヶ月間ずーっと配信をしていた。明らかに勤務時間よりも長く続けているため、心配コメントがいくつかある。

いつも通り配信を見ていると、急に真剣な声で話し始めた
あなた
「明日は久しぶりに外出ようかな」
cn
まじか、
彼女の配信が唯一の楽しみなのに、見れないとなると仕事が捗らない。明日は仕事が早く上がれる日で、いつもより配信が長く見られると思っていたのに。
俺はため息をつき、机に肘をついた。



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仕事終わり、
肩を落として道を歩いていると、目の前に男女が現れた。疲れきっていたため、気にせず歩こうとすると、
男
ネーチャンこんな夜に何してんのー?
男
暇なら遊ぼうよー
という声が耳に入った。
女性を見ると、困惑した表情で黙り込んでいる。

どうしようか。と考えていると、男が女性の腕を掴もうとしている。咄嗟に俺は女性の手を握り、
cn
あの、何してるんですか?
本当は見て見ぬふりをしていたかった。だけど俺はそんなひどい人にはなりたくない。

彼女が振り向き、目が逢う。今にも涙がこぼれ落ちそうだった。
男
誰だよ、彼氏か?
男達は俺を睨み、イラついた表情で話しかける

一瞬、絡まなきゃよかった。と思ったが、そんなことを考えている暇は無い。
cn
まぁ、はい
心を落ち着かせ、俺は男に反論する。
女性に目を向けると、困惑したような表情でこちらを見つめていた。
男
彼氏持ちかよ、帰ろーぜ
男
おもんねー
男達は俺たちを睨みつけ、その場を去った。

彼らが完全に見えなくなるまで待ち、もう一度彼女に目を向けた。

さっきと変わらず、涙が今にも溢れそうだ。
cn
すいません、大丈夫ですか?
表情を見れば、大丈夫じゃないことは分かるのに無駄な質問をしてしまった。数十秒の間が空いた後、彼女は一言。
???
大丈夫、です
彼女をそのままにしておく訳にもいかず、俺はその場に立ち尽くす。すると突然、彼女はハッとして俺を見つめる
???
本当にありがとうございました
そう言うと彼女は走り出した。
cn
あ、まってください!
引き止める理由は特にないが、咄嗟に口に出してしまった。だが彼女は振り返りもせず真っ直ぐ走る。

また絡まれないだろうか、などと不安なったが、俺も家へ帰ることにした。

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