図書室からの帰り。名作が名作オタクモードになって言う。
わぁ、名作って怖いねぇ……人をこんなに変えちゃうんだから……
さっきボクが図書室に行くのを不思議がられたことへの仕返しと言わんばかりにそう言ってみる。えへへ~、やっぱりみんなでわいわいするのめっちゃ楽しいなぁ~……
そんなことを思ってると、上から1年生っぽい男の子たちが駆け下りてくる。いやー、元気いいな~………
___なんて思っていたそのとき。
ドンッ
つる公と男の子の1人がぶつかった。その衝撃でつる公は後ろに倒れていく。
__頭が真っ白になったかのようだった。
つる公!!どうしよう、つる公のピンチだ……!こんな高いとこから落ちたら………!
____ボクがつる公を守るんだ……!
そう思った途端、体が勝手に動いていた。
つる公は、びっくりしたような、苦しそうな顔をしていた。ボクのことを心配してくれてるのか、近付かれるのが嫌なのかは分からなかったけど。
ボクはつる公を抱きかかえる。
そして、そのまま後ろ……廊下の床に___
……ごめんね
____ガンッ!











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!