第81話

平和
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2023/07/31 06:33 更新



































太宰
調子はどうだい?






あなた【ルカ】
…何も?
太宰
そうかい、それなら良かった










あなた【ルカ】
でも珍しいね、奢るからご飯いこうなんて言うの
あなた【ルカ】
いつもBARとかしか行かないくせに
太宰
…まぁね




















太宰
どうだい、ここのお店は
あなた【ルカ】
うん、美味しいし綺麗だしいいね
太宰
だろう?









太宰
_あの日から1年、どうだった?
あなた【ルカ】
成程、その話がしたかったのね
太宰
あぁ






あなた【ルカ】
……毎日あんたに振り回されてお陰で楽しくやってるよ
太宰
褒めても何も出ないよ?
あなた【ルカ】
褒めてない





あなた【ルカ】
んまぁ…



あなた【ルカ】
平和で何よりって感じかな
太宰
平和かい?
あなた【ルカ】
まぁ物騒な事件は多いけど

あなた【ルカ】
……平和だよ、この世界は
太宰
…そうか





太宰
君の人生、恨むか恨まないかで言ったら?
あなた【ルカ】
んー、…



あなた【ルカ】
_恨まない、かな
太宰
それは何故?


あなた【ルカ】
結局は、色んな人に助けてもらったし
あなた【ルカ】
まぁその分利用されてきたんだけど





あなた【ルカ】
そのお陰で今がある、それならこの道で良かったと思うよ
太宰
…本当に?
あなた【ルカ】
え?
太宰
失ったものは少なくないはずだよ





太宰
…それでも、かい?

あなた【ルカ】
それでも、だね
太宰
_そうか





太宰
そういえば君に会わせたい人がいるんだ
あなた【ルカ】
いきなりだね、
あなた【ルカ】
なに、中也とか?
太宰
いーや、それは死んでもゴメンだね
あなた【ルカ】
意味わかんな
太宰
…この人だよ
あなた【ルカ】
…?






すると遠くから、顔を隠して歩いてくる人が1人。






体格からすると男の人だ。







あなた【ルカ】
(黄昏さん、じゃないしな…)








するとその時、ある1人の心当たりが思い浮かんだ。







唯一、幼少期の心残り。






あなた【ルカ】
(…なわけないか。)




だってその人はもう死んでいる。








…最前線に行って、生きている人なんていない。











歩いてきた人は近くまで来て立ち止まり







顔を上げた。








あなた【ルカ】
ッ……!!!






私の頭の中と、目の前の顔が一致した。









ゼーンズ
…大きくなったな、あなた





あなた【ルカ】
ゼーンズ…さ、ん……
ゼーンズ
そうだよ
あなた【ルカ】
なん、で……





私は、ヨロヨロとぜーンズさんの方へ行き






抱きしめた。







もう二度と、遠くへは行かせないように。











ギュッ…








あなた【ルカ】
よか、った……ッ…
あなた【ルカ】
私、わたし……ッ……




ゼーンズ
グスッ……あなたが生きてて良かったッ…










あなた【ルカ】
勝手にいなくなってッ……
あなた【ルカ】
バカ……ばかぁッ…
ゼーンズ
ごめんな、ッ……
あなた【ルカ】
良がっだぁ……ッ…!!










太宰
涙でぐしょぐしょだよ、あなた…笑
あなた【ルカ】
うるさいっ…!!
あなた【ルカ】
でもなんで、ゼーンズさんの事…
太宰
君の、私に分からないことは無いんだよ








ゼーンズさんは、最前線に行った後







直ぐに大怪我をして軍を辞めたそうだ。















…何かが、ふっと軽くなった。











太宰
ねぇ、あなた
あなた【ルカ】
……?



太宰
あの時は何かと騒がしかったからね…


太宰
君を一生守るから
太宰
……私と心中するまで、一緒に生きてはくれないかい?
と、太宰は指輪を差し出した。




あなた【ルカ】
…今も相当騒がしいと思うけど……



あなた【ルカ】
…責任はとってもらうから
太宰
あぁ、もちろんだ





そう言って太宰は 、







__ 唇を重ね合わせた。



















ゼーンズ
そ、そうゆう関係だったのか…
あなた【ルカ】
……言ってなかったの?
太宰
勿論































私の平和な世界は






一生守られることが誓われた。









平穏な日常は、暫く戻りそうにないけどね






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