B部門のコンクールが終わった日から時が経ち、あっという間にA部門のコンクール前日になった
1学期が終わって長期休暇に入ったため、今はひたすらに部活に励んでいる
長期休暇と言えば、SVT学園に入学した以上、休暇中の課題はそこらの学校とは比べ物にならないくらい多いことで有名だ
難易度も高いから、中等部の1年生というのもあって僕のクラスメイトも僕自身もヘトヘトだ
今は最後の通し練習をする間の休憩中
長時間の練習を経てぐったりする人もいれば、楽器の手入れをしてる人、運指練習をしてる人など各自が各々の過ごし方をしている
B部門の人たちも、最後の合奏を聞きつけようと音楽室の隅に座っていた
ふとヨンジュナと目が合うと、彼は僕に向けて大きく手を振った
僕も少し控えめに手を振り返して、軽く運指の練習を再開する
部員「はい」
スンチョル先生が戻ってきて、部員たちはそそくさに準備を始めた
B部門の部員の傍に立っていたジョンハン先生が、スマホで最後の合奏の録音をする
その合図を皮切りに、スンチョル先生が指揮棒を上げて僕たちも楽器を構える
何回も、何十回も通したこの2曲
もう頭では1音1音暗譜していなくても、指が勝手に動くのだ
練習の回数を重ねることって凄いんだなぁと改めて気付かされる
音楽は徐々にクライマックまで進み、自由曲の最後の1音まで吹き切った
スンチョル先生が指揮棒を降ろすと同時に部員は同時に起立する
…うん、しっかり出来たな
スンチョル先生はそっと指揮者席に腰掛ける
1度一息ついて、部員一人一人と目を合わせる
部員「はい!!」
いよいよ、明日
必ず金賞を取るんだ
必ず、次大会に進むんだ
WONWOO 생일 생일 축하해!!🦊🎉















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。