第55話

LV
358
2025/06/15 12:00 更新


ヨンジュン
ヨンジュン
…先生、もしかして緊張してます?笑
ジョンハン
ジョンハン
え、そう見える?
ヨンジュン
ヨンジュン
はい笑、とっても
ジョンハン
ジョンハン
そうかなぁ〜…笑



そう言って声を掛けてくれたのは、たしか1年生のトランペットのヨンジュンくん



全く緊張していない訳ではないが、こうした声掛けがあると少し緊張がほぐれる



彼はB部門のコンクールでの練習において、1年生の初心者ながらもトップレベルで技量を磨き上げている



周囲の部員や顧問の僕らでも一目置くような人材だ


ジョンハン
ジョンハン
僕まで気遣ってくれるのは嬉しいけど、舞台袖では静かにしましょうね
ヨンジュン
ヨンジュン
あ!すみませんでした…
ヨンジュン
ヨンジュン
コンクール、頑張りましょうね!



ヨンジュンくんはガッツポーズをしてそそくさに持ち場に戻った



SVT学園の前の団体の演奏が終わり、早急に舞台袖に戻って行く



僕も控え目にそれに返すと、彼は満面の笑みで舞台に進み出した



足を進める皆の逞しい背中を見て、僕は確信した



「必ず成功する」



全員が位置についたことを確認して、アナウンスが始まる



アナウンス「プログラム14番、ソウル国立SVT学園。」



アナウンス「自由曲、WOOZI作曲『CAMPFIRE』。」



アナウンス「指揮、ユン・ジョンハン。」



大きな拍手と共に



僕たちの夏は今始まった





プルルルル、プルルルル


スンチョル
スンチョル
おっとすまない、少し失礼する
チャン
チャン
(…あれ、珍しいな)



いつもならスマホなんて気にしないのに、今日は連絡を返している



急用でもあったのかな、



合奏の真っ只中で音を出すことも出来ないので、楽器に溜まった水を捨てる


スンチョル
スンチョル
皆、聞いてくれ!



別室で電話していたスンチョル先生が急いで戻って来た


スンチョル
スンチョル
B部門に出場した部員達が、


スンチョル
スンチョル
「金賞」を受賞したそうだ



その途端、音楽室は大きな拍手と歓声に包まれた


チャン
チャン
(皆、良かったぁ…!)



スンチョル先生が見せたスマホの画面には、賞状を持ったジョンハン先生を筆頭に皆が笑顔でポーズを決めていた



B部門にはこれ以上大会が実施されないため、今回で終了となる


スンチョル
スンチョル
これはB部門の部員が精一杯練習して獲得した結果だ
スンチョル
スンチョル
俺達も必ず金賞を取るぞ



部員「はい!」



コンクールまで残り1週間



仲間達の成長に支えられ、今日もひたむきに音楽を奏でるのであった





HOSHI 생일 축하해!!🐯🎉





本作がデイリーランキングにランクインしました!!



これも皆様のお陰です✨️👏🏻



限られた時間の中ではありますが、これからも試行錯誤しながら沢山執筆していくので応援よろしくお願いします🙂‍↕️


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