そんな会話を交わしながら赤いカーペットの上を進んでいく。ある任務のことを報告しに来た時に王座の間へ行く道のりとして、2人はここを通っていた。
暗いだけでなく、少し肌寒い気がした。燎が壁に廊下に一定間隔で掛けられているが、それでも明るさが全く足りないと感じる。
ルカがききかえすと、レイは首を振った。
能力者狩りで、世界の人口は2パーセント程減少したとの推測が出ていた。今の世界の人口が25億人だと考えると、どのくらいの人数が処刑されたかが見えてくる。
処刑されない、いわゆる“特別待遇”を受けているのが彼ら「インベスト」という組織だ。
異変に気が付き始めた彼らを凌駕する出来事が起こる。
空気が揺れた。そうとしか言いようがなかった。
城内に爆発音が響く。燎の炎が激しく揺れた。
その爆発音はその場の空気さえ変えてみせた。
なにか良くないことが起こったのは明白だ。
そう声を上げたのはメテヲ。自身の能力である“千里眼”を駆使し、現場の様子を見ているらしい。
その事実をもう一度確認する。
装飾が豪華で、一部が金で作られた玉座もある。
……そこにいる、1人の邪悪な気質を纏う少女。恐らく侵入者か。その少女に1人の少年が向き合っている。
その特徴から彼だと判断する。
彼らは、王座の間に向かって足を進める。
この作品ではお久しぶりです。(一ヶ月以上開きましたよ…)
話数とお気に入り数が比例していないことで定評のあるこの作品。他の作品が忙しかったので中々時間が取れませんでした……(ただの言い訳ですよね)
読み返して設定を思い出しながら書いている次第です…(せっかく凝ってる設定なのに更新していないとはこれ如何に)今回短かったのは、次回が戦闘の会だからであって決して面倒だったからとかではないんです……(あ)
次回、あの方が出てきます。というかこれまだ序盤なんですよね。恐ろしい。(受験までに完結しないことがほぼ確定しています)
そろそろおいとまさせていただきますね。
それでは!











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!