あなたside
怖い、、、怖いよ、ッ、
また、痛い事する大人なんでしょッ、、、
私は、まともに喋る事すら許されず、唸り声しか出せない。
何か、聞き覚えのある、、、心地の良い、声が私の頭の中に響いている。
、、、もしかして、、、いや、違うかも、知れない、、、
そんな時、あの男が戻ってきた。
私は、もう痛い事はされたくない、、、
そんな事を訴えるように、全身を激しく揺らし、逃げようとしたが、鎖でがっちりと繋がれており、逃げれなくなっている。
そうすると、大人数の人達は、私を守るように前に立ってくれた。
その男は乱暴に私に繋がれていた鎖を杭から外し、その鎖を大人数の中の1人に渡した。
その人は、丁寧な口調だったが、多少の怒りが滲んで居るのが分かった。
間髪入れずに、あの男が答える。
そう言い切ると、その男が殴られ、男は床に倒れ込む。
そう言うと、その男の人はローブと仮面を外し、素顔があらわになった。
その人に釣られ、他の人達もローブと仮面を外した。
その姿は、私が1番見たかったものだ。
そう、男を殴ったのはテディだったのだ。
そして、鎖を受け取ったのはベリアンだった。
その男は執事達の圧力に怖がったのち、鍵を落として逃げ去っていった。
ハナマルは小馬鹿にするように笑い、地面に落ちた鍵を拾った。
そう言うと、ハナマルは私の首の後ろに手を伸ばした。
私は、“あの事”を思い出し、反射的に避けてしまった。
ハナマルがそんな事しないって、分かっていたはずなのに、、、
そんな私を受け止めてくれたのは、ベレンだった。
そう言うと、優しく抱きしめ、優しく撫でてくれた。
私は、長い髪の毛を分け、鍵穴をハナマルに見せる。
カチャリ カチャリ
ハナマルは、口枷と鎖を外してくれた。
私は、口を開き、久々の会話の1言目は、これにする事に決めた。
夜間投稿失礼 𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝




















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!