皇族は妃を娶れど祝言をあげる事はない
ただ、事実や噂が広まるだけ
壬氏…もとい華瑞月様と婚姻をし、随分と月日が経った
そして私の父なる人、羅漢が訪ねてきた
瑞月様はというと、高順様に仕事で連れて行かれていた
私はこの人が嫌いなわけではない
ただ、共にいる時間がなく、どう接したらいいのかわからないだけだ
この人は、なんて寂しそうな顔をするのだろう
もしかすると、私と同じで接し方がわからなく空振りしているのではないか、
そう考えてしまう
ああ、なんと言えばいいのだろう
不器用なところが似てしまったばかりにこんな関係性になってしまった
どちらかに正面からぶつかる勇気があれば、何か変わっていたのかもしれない
だけど
何気ないこんな会話も悪くないと思う
産みの親…鳳仙と出会い、私と猫猫をこの世に誕生させてくれた事
養父と出会わせてくれた事
安氏様の侍女になれた事
瑞月様と出会わせてくれた事
それら全てはこの人のおかげで、素直に感謝している
ただ、不器用なだけなのだ
違う選択をしていれば、もっと簡単な道があったのかもしれない
でも、これはこれで悪くない
なんかこの作品の続き書くの久々すぎて上手く書けませんでした
思った通りのものじゃないかもなのですみません🙇♀️
私こんな話書いてたんだ…














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!