第9話

次に会う迄は 【森太】※リクエスト
1,134
2023/08/29 14:51
リクエストありがとうございます。
大変遅くなってしまい申し訳ないです…!!!























初めは、唯いい捨て駒が手に入ったと思った。
先代からの遺言の捏造の証人として、拾っただけだった。
年齢に反して、冷徹さと冴えた頭、判断力。肉体的には他と比べて劣るが、それでもその頭脳を駆使して、みるみる内に実績を積み上げていった。
殺しをする為に生まれてきたような才能。
何時しか、彼ーー太宰君は最少年幹部に成っていた。
私は首領になった。
勿論部下とはある程度の壁を挟む。
然し、太宰君からはそれを感じなかった。
太宰治
ねェ森さん?この任務が終わったら毒薬を作ってくれるって約束だったよね?
森鴎外
御免ねぇ太宰君。次の任務が終われば完璧に苦しまずに死ねる毒薬を作ってあげるから!!!
太宰治
はぁ……今回だけだよ?
こうやって会話を交わす度、手放すのが惜しくなる。
嘗て捨て駒だと思っていた太宰君を。
以前、太宰君が入水で風邪を引いた時、褐色の蓬髪と一緒に、頭を撫でたことがあった。
太宰君は直ぐに嫌悪を顔全面に押し出して、布団にくるまってしまったけれど、少しはみ出た耳が紅くなっていたのを見逃さなかった。

























森鴎外
…まだ勧誘の話は生きているよ。
太宰治
…そうですか。御存知の通りかと思いますが、またあの業界に手を染める心算はありませんから。
太宰君をマフィアから突き飛ばしたのは私だ。

太宰君がマフィアから足を洗うように仕向けたのは私だ。
森鴎外
嗚呼…なんでだろうね。
よく考えなくとも可笑しな話。
この業界から彼を追放したのは私なのに、今更戻ってきて欲しい、だなんて。
太宰治
…?何が云いたいんですか?
森鴎外
…否、何も無いよ。
唯、…約束、果たせなくて御免ね。
太宰治
…約束?
憶えていないかもしれない。
7年も前の話だ、憶えていないのが妥当だった。けど。
森鴎外
今度会った時は、























『完璧に苦しまずに死ねる毒薬を作ってあげるから』



太宰治
ええ、楽しみに待っていますよ。森さん。
彼は其の儘背を向けて去っていってしまった。
待っている、、、だなんて、
森鴎外
死にたがりの君が、次に顔を合わせる時に生きている保証等無いじゃないか…。
彼なりの不器用な約束だった。






































( ¨̮ )
( ¨̮ )
遅れてしまって申し訳ないです…!!!!
( ¨̮ )
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リクエスト頂いた森太です、、締まりが悪い、、、
 
( ¨̮ )
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えっと、、最後に!
リクエスト受け付けてます!お一人様幾つでも!
書くの遅くなるかもしれないんですが、そこは生暖かい目で見て欲しいです、、、
ここまで閲覧ありがとうございました!

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