第4話

3.
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2025/02/23 22:50 更新
吸って、吐く
 
息を吸って、吐く
…うん、肺はやられてないから少し休めば身体中の傷も治っていくだろう
 
 
誰も来ない
静かすぎないか?
 
そう考えた時、ふとドアがノックされた
Snow
あなたの下の名前(カタカナ推奨)、入るぞ〜
White
起きとるんじゃろうか…
 
 
あ、双子か
Snow
おぉ、おはよう
White
よく眠れたかのう?
 
あなたの下の名前(カタカナ推奨)
死なせてくれればよかったのに
びっくりした
双子の顔を見た瞬間、喉からこの言葉が出た
Snow
ほほほ、ファウストもそんなことを言っておったのう
White
全く、我らがいなかったらそなたは石になってたに違いないのにのう

 
……謝るべきか、感謝を述べるべきか…
…いや、謝ったら謝ったでめんどくさくなりそうだし
あなたの下の名前(カタカナ推奨)
…ありがとう、ございます
White
ん?
Snow
なにがじゃ?

あなたの下の名前(カタカナ推奨)
その、治療してくださったんですよね
ぱちぱちと目を開けたり閉じたりして、驚いたような表情を見せた後、そのまま2人とも目を合わせた双子
あなたの下の名前(カタカナ推奨)
……?あの、
 
Snow
…ほっほっほ、感謝されるようなことはしてないぞ
White
むしろ、そなたのおかげで助かった奴もおるくらいじゃからの
 
優しく笑って私の顔を見てそう言った
 
……そっか、
私、役立たずじゃなかった
 
双子から言われて頬を濡らしてしまった
Snow
わー!ホワイトちゃんがあなたの下の名前(カタカナ推奨)を泣かしたー!
White
ち、違う!それを言うならスノウちゃんもじゃ!
 
顔が憎らしいくらいそっくりな双子が言い合ってるのを聞いて、私は涙をぬぐいながら軽く笑った
 

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