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第21話

14.好き勝手
27
2026/05/29 13:03 更新
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
なるほど、要するに貴様らは妾と戦争になりたくないのか


名前はソヌと言った。


天からのお告げのことを話すと、呆れたように長く伸びた爪で頬を抑えた。

ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
戦争とな……貴様らは本当に妾のことを知らぬのだな
オーター・マドル
オーター・マドル
どういうことだ?
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
戦争とは生き物同士が束になって総力を注いで殺し合うことじゃろう
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
妾たちラミアは1人で生きる生き物じゃ。人間との戦争なんぞ起こるものか
オーター・マドル
オーター・マドル
なるほど。じゃあもし人間が他種族と戦争になったら貴様は人間の味方をしてくれるのか?
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
はあ?知るか。そんなに戦争が怖いのなら起こさなければ良い話じゃろうが
オーター・マドル
オーター・マドル
戦争に心当たりがないからこうして聞いて回ってるんだろうが


ソヌはスラリとしたグレーの肌の指をオーターの首に這わせた。

尖った長い爪が肉に食い込む。

ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
馬鹿共が。貴様らを恨んでいる種族など数え切れぬほどおるわ
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
森を荒らし金に目を晦ませ容赦なく魔族をいたぶる
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
そんなのでよくもまあ、自分たちが窮地に立たされたときに助けてもらえると思ったものじゃ
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
呆れて声も出ぬわ


何を言おうかとオーターが思考していると、ソヌは構わず続けた。

ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
妾たちのような自然に住まう種族は、それこそ弱肉強食の世界におるが必要以上の殺生はせん。これは自然のルール。暗黙の了解じゃ
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
そうして自然界の均衡が保たれておるというのに、それを守らず好き勝手荒らすような種族がいれば
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
他種族が総力を上げて貴様らを蜂の巣状態にする
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
……ということがあっても、おかしくはなかろう
ソヌ・アリヤ
ソヌ・アリヤ
まあ、妾は興味ないが
オーター・マドル
オーター・マドル
(なるほど。話は通じる)


筋も通る。確かに人間は自然界で好き勝手しすぎた。そこは反省すべき点だ。

これは交渉の余地があるかもしれない。

オーター・マドル
オーター・マドル
頼みがあるんだが

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