ジミナが言っていた伝というのをすっかり忘れていた。
今日中には電話をしてその話をしないと。
ーーーーー

正直、子供との付き合い方がわからない。
游ぶだけでいいのか?
にしても、"おじさん"か……
そうして、ソクジナ達はブランコに座った。
しかし、動く気配がない。
ブランコはこんなさみしいものだったか?
初めて、ブランコを押した。
ソクジナ達は何度か押すと自分たちで助走を付けてどんどん高く上がっていった。
気持ちよさそうだな。
あんなに笑うのか。
今度、してみよっかな、
そんなにおじさんか?
ソクジナ達はまだ降りる気配はない。
シーソーは見たらわかる。
俺のほうが体重が重いから少し上がるときに体を浮かせりゃ良いんだ。
シーソーに乗りながら子供は聞いた。

子供の足が止まる。
俺は、こいつに何があったのか今は聞かない。
聞かなくても感じる。

この子供が堪らなく愛されていたことを。
寂しいんだろうな。
ヒョヌは笑顔になる。
俺とは違うんだ。
きっと、これが普通であるべきなんだ。
そういい、子ども達は走っていく。
ソクジナ達に目をやるとブランコは辞めて
また別の遊びをしている。

俺には帰る家がある。
next…
エイプリルフールですね。



めっちゃかわいいですよね。


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。