第7話

04 鋭い眼差し
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2025/12/29 00:00 更新



hsrb
 へぇ、あのライが敵を倒し損ねたと…    
 何だか変じゃないですか?

inm
 あのライって何だよ      
 誰にでもミスはあるんだしさ、 

mrkm
 でも珍しいよな。伊波って何か、 
 何でも完璧にしとるイメージやし 



  本部へ帰って、報告書の作成をしていた時
  まるで報告書を覗き込むように隣に座った、


  星導とカゲツ。2人は俺が任務を失敗したのを
  見たことがない、 と目を見開いている。



  俺、そんなに強くないんだよなぁ… でも、
  守りたいものは守れたし、いいか。





inm
 … ふぅ、やっと終わったぁ、、 
 これ提出してくるから。
hsrb
 は〜い、行ってらっしゃい 















  本部へ報告書を提出したから、みんなの元へと
  帰ろうとした時 ……



kyng
 … お前、敵のこと庇ったろ。 
inm
 … え、小柳? 
inm
 何変なこと言ってんの!      
 俺、正義のヒーローなんだよ? 
kyng
 だって、明らかに不自然じゃねぇか? 
 マナも薄々気づいてたぞ。
inm
 は、何の話? 




  俺を見定めるかのような、鋭くて強い眼差し。
  まるで、俺の行いを全て知っているような…

  そんな眼差しをしている。




kyng
 お前の武器と違う、小さい武器で 
 戦った痕跡があったんだよ。
kyng
 床とか壁に、無数の傷があったのに 
 敵が居なかった…って言ってんの?
inm
 多分だけど、俺が来たから… 驚いて 
 逃げたんじゃないかな?
inm
 ほら、俺らってヒーローの中でも 
 強い方の部類に居るじゃん?




  駄目だ、焦るな。動揺を隠せ、俺。
  平静を装って、震える声を飲み込んで答える。
  

  小柳はきっと、全て分かっているんだ。おれが
  ヒーローなのに敵を逃したことも、
  敵の存在を消したことも。全部お見通しなんだ。




  でも、ここで本当のことを言ったら?
  折角逃したあなたは、どうなってしまうんだろう








kyng
 …… 綺ノ瀬あなた 。 
inm
 っは、!? 
kyng
 お前が前言ってた、ヒーローを目指す 
 女性の名前。
kyng
 でも、なれなかったんだろ? 
inm
 っ … 、 
inm
 なんで … そう思うの? 
kyng
 だって、ここヒーローにいねぇじゃん。 




  ″ お前のことは全てわかる ″

  と言っているみたいな、誇らしげな笑みを
  浮かべて俺を見てきた小柳。


  俺は悟った。こいつに隠し事はできない、って





  どうせ隠してても、バレてしまうなら

  少しでもあなたを守れるような選択肢を選びたい。





inm
 … そうだよ、小柳の言ってる事は 
 全部当たってる。
inm
 俺は、あなたを…敵を逃した。でも、 
 この選択に後悔はしてないよ




  俺が恐る恐る小柳に目を向けると、


  何だか悲しそうで、嬉しそうな複雑な表情を
  浮かべていた。









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