そうしてたどり着いたのは高校の裏庭だ。
夜の学校って中々雰囲気がある
鍵の閉まった門をまたいで侵入なんて、バレたらまずいんじゃ…
そう言うジョンウォン君が少し、温斗君と重なって見えた
もちろん温斗君はこんな愛嬌ある笑みなんて見せないだろうけど
ぽつりと声を漏らすジョンウォン君は表情を陰らせ黒い空を見上げた
...ジョンウォン君?
口角を持ち上げるジョンウォン君をみつめる
…優等生と言えば、たしかにそうかもしれない
高校に入って髪の毛を染めているのを見たとき少し意外だったくらいだ
ジョンウォン君の家は結構ルールに厳しいし
髪を染めるなんて怒られるんじゃないかって、ちらっと思った
屈託のない笑みも穏やかな雰囲気だって小学生の頃と変わらない
のんびりと隣を歩く優ジョンウォン君を見て、ふと思い出した
ジョンウォン君の家って、門限にも結構厳しかったような...
優しく細まる瞳に、こく、っと頷いた。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。