第51話

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2022/09/26 04:35 更新
 そうしてたどり着いたのは高校の裏庭だ。


 夜の学校って中々雰囲気がある
you
you
 って、校庭に入って怒られないかな 
 鍵の閉まった門をまたいで侵入なんて、バレたらまずいんじゃ…
 ジョンウォン
ジョンウォン
 平気だよ。俺がいるでしょ? 
 そう言うジョンウォン君が少し、温斗君と重なって見えた


 もちろん温斗君はこんな愛嬌ある笑みなんて見せないだろうけど
 ジョンウォン
ジョンウォン
 あなたちゃんどうかした? 
you
you
 ジョンウォン君が悪いことするなんて
  ちょっと温斗君みたいだなって思って 
 ジョンウォン
ジョンウォン
 俺って、ずっと優等生側だったもんね 
 ぽつりと声を漏らすジョンウォン君は表情を陰らせ黒い空を見上げた
 ...ジョンウォン君?
you
you
 ...どうしたの? 
 ジョンウォン
ジョンウォン
 いや、なんとなくね 
 口角を持ち上げるジョンウォン君をみつめる


 …優等生と言えば、たしかにそうかもしれない


 高校に入って髪の毛を染めているのを見たとき少し意外だったくらいだ


 ジョンウォン君の家は結構ルールに厳しいし


 髪を染めるなんて怒られるんじゃないかって、ちらっと思った
you
you
 ジョンウォン君は優等生っていうより、
  明るくてクラスの真ん中にいるイメージだよ 
 ジョンウォン
ジョンウォン
 なにそれ、嬉しいㅎ 
 屈託のない笑みも穏やかな雰囲気だって小学生の頃と変わらない
you
you
 何か思い出したら懐かしいね 
 ジョンウォン
ジョンウォン
 ね 
 のんびりと隣を歩く優ジョンウォン君を見て、ふと思い出した


 ジョンウォン君の家って、門限にも結構厳しかったような...
you
you
 こんな夜に外に出ても怒られない? 
 ジョンウォン
ジョンウォン
 塾行ってると思ってるんじゃないかな
  信用されてるから疑われないと思うよ 
you
you
 良かったㅎ 
 ジョンウォン
ジョンウォン
 あなたちゃんこそ、口うるさい幼馴染には怒られない? 
you
you
 え?怒られないと思うけど 
 ジョンウォン
ジョンウォン
 ま、今日は俺の番ね 
 優しく細まる瞳に、こく、っと頷いた。

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