私はごくごくごく普通の女子中学生。ちょっとギャルだけど、人生楽しかった。
だが、人と少し違うところがある。それは…
アニメ、忍たま乱太郎が好きなところだ。
小さい頃からずっと、忍たまが好きだった。
心の支えになっていたのも、忍たまだった。
グッズ、いっぱい買わないと〜!
そう思っていた時、誰かの声が聞こえた。
耳がキーンとした。
トラックにぶつかられたようだ。
痛い、暑い、体が吹っ飛ばされて、
骨折もしてそう。
グッズ買わなきゃなのに、死にたくない!
その瞬間、視界が真っ白になった。
気がつくと、知らないところにいた。
え、怪我は!?頭を触るが、血は出ていない。
服も着流しになっている…
なんか田舎だな…
こんなに人が着物を着ることってあるか…?
あとちょっと声低いし、目線高いな…?
とりあえず木の下に行って状況整理することにした。
とりあえず、私は確かにトラックに轢かれた…
なのに怪我はしてない…?
こういう展開、知ってる気がする…
あっ!トラ転と言うやつでは!?
ということは、ここは何かしらの世界…?
いや、ただ単にトリップした可能性も…
舞台のセットにしては、遠くに山も見えるし、
都会が近くにある雰囲気もない。
それに、
電気のようなものは遠くに見えない。
それにしても、海辺の集落か〜綺麗だな〜
は!?あそこにいるのは、兵庫水軍の方では!?
え!?ということは、やはりトラ転?
かなりベタな展開だな…
は!つまり!忍たまの世界ってコト!?
危険だけど、忍術学園に入るしかねぇ!
くのたまかな…くのたま上級生についての描写ほとんどないんだよね〜
ん?
ちょっと待てよ、
私の体、なんかおかしい気がする。
目線が高い、声が低い、だけじゃなくて、
胸もないし、筋肉もすごくついている気がする。
試しに、喉を触ってみる…
の、喉仏〜!?!?
つまり…トラ転したけど、
その時に男体化したってこと…?
まぁ、男になってみたいとは思ったことあったから…いいけど…
とりあえず、
忍術学園の場所を知らなきゃ何も始まらない!
近くにいたお姉様に聞いたが、
ここは駿河らしい。
確か、坂東から駿河を超えて、
1年生の足でひと月と言ってたから、
横かな?とりあえず、仕事を探してから行こう…
と思ったが、着流しにお金が入っていたので、
神様からの贈り物として、有難く使わせてもらうことにした。
お団子屋のバイトをしながら聞いていると、
用心棒組合なるものがあるらしい。
そこに行ってみよう。
会話しながら山を進んでいくと…
山賊来たー!!!!!
だが残念。私は前世カンフーを習っていたのだ。
筋力がないから攻撃力はなかったけど、
今の体だったらできる!
剣を振りかぶってきた小手を掌打で弾く。
そして流れるように鳩尾を殴る。
型覚えてて良かった…
筋肉あるって素敵〜!!
そのまま2人目を足であしらい、3人目にぶつける。
3人伸びてしまった…筋肉の力ってすげー!!!
とりあえず縄で縛るか…
マジで!?福富ってあの福富だよね!?
よく見れば、しんベヱと似てる……
つまり、忍術学園の場所も知れるってこと!?
確定演出キター!!
音無凪、忍術学園に通うことになりました。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。