今日もりょーたくんは、お仕事!
でも、今日の朝出ていった時、体調悪そうだったなぁ…
大丈夫かなぁ?
あれ?
れおくんと、あらんくんの声がする?
りょーたくんどうしたの?
お顔が赤いよ?
もしかしておねつあるの?
38.8!?
大丈夫なの??
りょーたくん、心配だよ。
あらんくんと、れおくんは、りょーたくんにお粥を作ったり、薬をあげたりいろいろしてた。
あなたはりょーたくんになんにもしてあげることができない…
りょーたくん、辛そうなのに……
夜、ふたりが寝てから、りょーたくんが起きてきた。
りょーたくんがふらついて壁にもたれかかってしゃがんでから動かない!
りょーたくん!
いや、大丈夫じゃないでしょ!
れおくんと、あらんくん呼ばなきゃ!
急いでふたりのもとに走っていって、2人に飛び乗った。
ねぇ、起きて!!
りょーたくんが、動けなくなってる!!
ねぇ、起きて!!
ねえ、こっち!りょーたくんが!
え、ほんと!
あなた、役に立てた?
なぁに?りょーたくん。
うん!いいの?
うん!もちろん!
りょーたくんに何かあったらすぐ呼びに行くね!
なんせあなたは、夜行性ですから!
だから、安心して眠って?
起きたら元気になってるといいね、りょーたくん。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!