かちゃかちゃと食器の音が部屋中に響く 。
当然なのかもしれないが 、
何だか胸が苦しくていっぱいになって 、
全然寝られなかった 。
いつもはたくさん食べられるはずの
ご飯が少しも喉を通らない 。
やめて 。
やめて 。
口が勝手に動く 。
言いたくないことが次々口から
出てきてしまう 。
違う 、 雨羽は何にも 悪くない 。
そうやって言いたいのに
言葉が喉の奥に詰まって出てこない 。
雨羽は 酷く悲しそうな顔をしている 。
でもそれを私に気付かせないように 、
無理やり笑顔を作っている 。
こんなに妹に気を遣わせて 、
酷いこと言って 。
私は最低だ 。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。