そこには,見慣れている顔があった 。
あの後はみんなに質問攻めされそうになったけど,
なんとか乗り切って家まで帰って来れた。
変なスイッチが入っちゃって結構やらかした気がするけど,
無事 (?) におわってよかった。
強いて言うなら,
あの浅野学秀とか言う奴がイトナくんの言葉遮ったこと!!!!!
イトナくんの言葉を遮ったのも許せないけど,
…なんか私のこと庇ってくれてたよね~~?!?!
あいつが遮ったから何言おうとしてたのかめっちゃ気になるんだけど!!!
まじで許さんほんとさいあく~,
今度会ったときに聞いちゃおうかな~,
いや,やめとこ 。
気になるくらいがちょうどいい 。
それに,イトナくんだってわざわざ聞かれたくないだろうし 。
ピコンッ
こんな時間に誰だろう ,
あれ,?
カルマからだ ,めずらし 。
通話するようなことあったっけ,
プルルルル ピッ
ワンコールで出たカルマは,
今の私には到底受け入れられないことを一言で言った 。
一度塞がった心の穴が,
また,音を立てて崩れ始めた気がした 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!