第4話

時には鼠さえ
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2025/05/29 10:20 更新





あなたの下の名前(片仮名)side










探偵社に詰め寄れ、其れは簡単に聞こえるが
間違えたらこの先の作戦が崩れる重大な内容
気軽にやって、と云える内容では無い





独りになった空間でため息をつく








あなた
取り敢えず、深い関わりを持たずに接せる役割は…

あなた
依頼人、ですかね



あなた
社員に成って仕舞うとかなり色々と面倒臭い事が起きそうですから







と、呟くものの返事をする者は誰も居ない


彼女は目を瞑り、独り考える








あなた
…貴方は何時もそうですよね
あなた
フェージャ








その言葉の意味するものは此処では誰も判らない











あなた
…痩せている上に虚弱体質
あなた
肉体的な戦闘能力は一般人と同等かさらに弱い

あなた
しかし超人的な頭脳の持ち主
あなた
記憶力・観察力・推理力・計画力・演技力などが並外れて高く…




『人心掌握もお手のものなんでしょう』





彼女は兄に関して思い浮かぶ事を口に出した

昔から人間は口に出した者は頭に刻み込まれると
使われてきた方法だ


だがしかし、その言葉だけは口には出さなかった


時には、目を逸らした方が善い事も

人生、有るのかもしれない


































あなた
…久しぶりに外に出ました



あなた
ヨコハマはここまで暑いのですね…










あなた
さて、武装探偵社ときたら特徴的な煉瓦の建物が目を引きますが…













少し歩いて彼女の目の前に有るのは
煉瓦で造られた建物、俗に云う武装探偵社






あなた
矢張り此処でしたか






 

彼女は心情が読み取れない表情で階段を登る




そして、武装探偵社の扉を開けた

























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