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第8話

ep.6.
36
2025/12/04 12:00 更新
葛葉side
朝、集合したときからなんか感じた。
「 こいつ、疲れてんな 」って。
なんか、全体的に萎れてるっていうの?
よくわかんねーけど、普通じゃなさそうだなってことぐらいしか俺にはわかんなかった。
階段登ってる時、あれは意外だと思った。
たぶん、俺達より若いんだろうけど
がち体力無いなってw
楽屋につく頃はへっとへとでさw
入るやいなや椅子に倒れ込むように座るあなた。
Kne.
Kne.
お疲れ様笑
ペットボトルと渡す叶。
(なまえ)
あなた
すみません…
ガチで疲れてるんだろう。腕が若干震えたように見えた。
Kne.
Kne.
新人さんだからね、疲れてるんだよきっと。
Kzh
Kzh
すげー重そうな鞄持ってたしな、
Kzh
Kzh
山登りにでも行くんかと思ったわw
Kne.
Kne.
それは、葛葉が大抵手ぶらで来るからでしょ笑
「 トートバックごときで山なんか登れないわ笑 」そう突っ込まれる。
そんな話をしながら机のセッティングやら、椅子の準備やらをしていた。

ガチャ🚪
(なまえ)
あなた
すみません、お待たせしました…
Kne.
Kne.
もう、大丈夫?
叶の問いに、1拍おいてあなたは微笑んで答えた。
(なまえ)
あなた
はい、おかげさまで笑
俺にはそうは思えなかった。
こめかみ辺りがピクッと痙攣しているのが見えた。
こいつの笑顔は作り笑いだろうな。
直感的にそう思った。
いままで、照明の位置的に影になってあんまり見えなかったけど、
あなたが座り、照明の明るさで浮き彫りになる目の下のくま。
血色の薄い唇に、肌の白さがより一層目立って見えた。
…寒いのか?
Kzh
Kzh
飲みもん、なにがいいー?
温かいコーヒーしか無いと俺は嘘をついた。
寒い?なんて聞いたらこいつは気を遣って「 大丈夫だ 」なんて嘘をつくことが想像できたから。
あなたがトイレに席をたったタイミングで、叶に声をかけた。
Kne.
Kne.
なんか、変っていうか…違和感あるよね。
案の定、思っていたことは同じだった。




Kzh
Kzh
あのさ、俺コーヒー出したじゃん。
Kzh
Kzh
あん時、俺…あなたのコーヒーに砂糖入れてねぇんだよ…
Kne.
Kne.
…え、?
あなたは、ライバー内でも噂になるほどの生粋の甘党だった。
一ヶ月前の配信では、一キロのクリームにカラースプレーやチョコレートソースをふんだんにかけて
一時間も満たぬ間に見事に完食したそうだ。
それは叶も知っている。だから、俺達は"おかしい"と思ったんだ。
Kzh
Kzh
叶はさ、砂糖は一杯半入れるって知ってるから俺普通に作ったけどさ
Kzh
Kzh
あんなに甘党ならこだわりあると思って、自分で入れてもらおうと思って入れなかったんだよ。
シュガースティックを取りに給湯室に戻っている間に、
あなたは砂糖も、ミルクも入っていないブラックコーヒーを飲んだということになる。
Kne.
Kne.
え、ちょっと待って…だって、あなたくんは…
Kne.
Kne.
"ブラックコーヒーは飲めない"って…
そしてハッと息を呑む叶。
Kzh
Kzh
あいつは、ブラックコーヒーを「 甘い 」と言った。
Kzh
Kzh
おかしいと思わないか、?













Kne.
Kne.
それに関連するかわからないけど、僕もずっと気になってたことがあって…

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