ユ「げ。あんたその顔やばいよ」
結局一睡も出来ずに、合コンに向かった。
「引き立て役だし、いいよ」
ユ「何言ってんの。あんたもう26だよ? いつまでも彼奴の後追いかけてないで、そろそろ彼氏探さないと」
「…」
ユウヒの言うことはごもっともだけど…。
ユ「キャバ嬢も年齢的に厳しくなってくるよ〜?」
「キャバが厳しくなったら、ホステスにでもなろうかな〜笑」
ユ「そんなに縋り付くような男かね。」
「どーだろうね」
そんな事を言っていたら、待ち合わせの場所についた。
ユ「じゃ、自己紹介からでも〜」
(ア)イ「愛です☺️今日は楽しみましょう!」
ユ「ユウヒです☺️美容師してま〜す」
(サ)キ「さきです〜みんなイケメン☺️」
「あなたです。OLしてます」
これはさっき、ユウヒに言われたこと。
a「じゃ、かんぱーい」
と男性の1人が言った。
その後は、とりあえず 呑みまくった。
新しい出逢いなんて…
あたしにはどうでもよかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!