シーン
トコトコトコトコ
ガサガサ
トコトコトコトコ
バサッ
どこに居るんでしょうか?
トコトコトコトコ
トコトコトコトコ
トコトコトコトコ
シーン
シーン
カチッ
カチッ
0%
ヒューン
寒いし、暗くて、周りが怖く見える
見えるものすべてが……
誤りたいけどこのままじゃ、凍死しちゃうな…
あぁ
謝るだなんてそんな選択肢
最初から…
謝ると謝らないじゃなくて
"謝れない"と"逃げるて、なくなる"
しかなかったんだよな〜
ムキになって逃げ出して
ゆあんくんの言葉も聞かずに
感情のままに動いて…
当然の罰だよな
猫?
野良猫だったら
処分されるから嫌だな…
飼い猫だとしても幸せかどうか保証できない
犬?
野良犬も野良猫と同じ
飼い犬も同じ
人?
こんな人生歩みたくないな…
じゃあ、星?
誰か、探しに来てくれないかな?
ダメだよね
希望なんて
終わったな
おかしいな
耐えられなかったのかな
不安が安心に変わって気が抜けたから?
こんなところで?
嘘、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嫌だ…
せっかくゆあんくんを見つけたのに……
あ、まぶたが……
next→第八話
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。