第6話

六話
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2025/07/23 08:16 更新



 しばらく走った。ここは薄暗い路地裏
 ロボットでは入れない細道を通り、その先にちょっとしたスペースがあった
マーチィ
はぁ、はぁ、、ありがと、、えっと、、
ルバスト
ルバストです
マーチィ
あぁ、ルバスト?ありがと
 ここでは休憩が出来そう。 路地裏ってだけあって、雰囲気がちょいこわいが、とっくのとうに体力の限界がきてるから助かった
 それにしても、
(みんなは大丈夫だろうか、結構数多かったからなあ。でもみんな強いから大丈夫か──)
アス
──いってぇっ
マーチィ
アス!?
 空からアスが飛んできて、建物のへこみに掴まったが、すぐに手を滑らせ地面に尻もちをついた
ルバスト
相変わらず間抜けですね
アス
うるっ……うるさい
(丁寧な人だと思ったけど大分毒舌だな…)
マーチィ
アス大丈夫?
アス
あっマーチィ!だいじょーぶだよ!
 アスはあのときみたいに声を高々に言った。結構高いところからぶってたけど大丈夫かさ
マーチィ
ルバスト?は仲間なの?
アス
うん!うざいけどね
ルバスト
一言余計です
 まぁまぁ二人は仲良いんだと思った
マーチィ
てかめっちゃ飛んできたけど、またロボット?
アス
うん。なんかいつもより強いんだよね……今まで飛ばされることなんてなかったのに
(やっぱいつもより強いのか…数も多いし)
アス
ここって色んな色あるよねぇ
マーチィ
い、色?まぁ、あるね
 アスが急に話題を振ってきた。そういえばアスたちは異世界人だったわ。すっかり忘れてた
アス
私が住んでるとこはこんな綺麗な青の空じゃなくて、ケバケバしてる水色なんだよねぇ
マーチィ
確かにアスたちって異世界人だったね
アス
そう。しかも建物も水色と黒ばっかてさぁ。ここの街見てると目が痛くなるんだよねぇ
マーチィ
ほー
(んーどっかで聞いたことあるような?気のせい?)
アス
……随分聞き慣れてるね
マーチィ
実はあたいも異世界行ったことあるんよ。それこそアスみたいに突然連れてこられてさあ。めっちゃ大変だった
アス
……ほお。マーチィもなんだ?そこでは何があったの?
マーチィ
なんか急に連れてきた犯人に勝負仕掛けられたことがあったんだよね
アス
しょ……勝負?何がしたいのその犯人……
 流石のアスも驚くみたい。もはや通り越して声低くして呆れてる。いやあ、初めはあたいもめっちゃびっくりしたよお
アス
マーチィも、お仲間さん?も、妙に動き慣れてるのはそれが理由なんだね
マーチィ
いやそれは普通にみんなが強いだけよ
よっと
 話してると、また上から声がした
 上向くと、あの化け物男の子ともう一人、さっきの女性がいた
 二人はアスのようではなく綺麗に着地した
マーチィ
二人とも!?大丈夫?
アービ
ちょっと数が多すぎてさー、逃げてたらみんなを見つけたんだよね
スィーラ
同じく逃げて来たわ
 流石の二人も数が多すぎたのかあ。ほんと大変な状況だなあ、、どうしたらいいんだろ
ルバスト
リーダー、ご無事で──
スィーラ
今は喋るんじゃない
ルバスト
はっ
 ルバストも毒舌だったけど、えっと、スィーラ?も中々に酷いな
 ん、今リーダーって呼んでなかった?あぁ、そういや仲間もいるって言ってたから、グループで仕事してるのかな
マーチィ
てか、ほかのみんなは?
アービ
数多すぎてみんな散らばっちゃってさ……まぁ各自で逃げたと思うよ
マーチィ
そうかあ
(みんな逃げれてるといいんだけどなあ、、)
アス
ねぇ、マーチィ、ちょっと来てくんない?
マーチィ
ん?
 アスが突然手招きしてきたからあたいはアスに近づく
アス
──私たちの世界に
 アスがそう言ったのと同時に、アスの後ろに青色のワープホールらしきものが出てきた
マーチィ
!?!?!?
 そして、アスは急に腕を馬鹿力強く引っ張ってきて、無理やりワープホールに入らせようとした
マーチィ
なにいてぇって──
 その時だった
アス
!?
 アスが驚いたのと同時に、銃声音が響いた
へぇ……
 どこかで聞いたことある声
ホログラムシールド、ねぇ?
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