ハンside
ここの会社は他と比べてすごく待遇が良くて、食事がちゃんと定食みたいに出る。
僕の居たところなんて、ご飯なんてボスの分しか出ないし、給料も少ないからそんなたくさん食べたことなんて無い。
そう言うスンミン…さん?の後ろからナスを持った手が出てきて、僕の皿に置かれた。
こんなに食べれるのかな…?
こんな量食べたことない
すごく健康的な料理だし…
隣に座っているチャンビンさん…?はもうほとんど食べ終わっている。
それに比べて僕はほとんど食べていない。
ほら、あー、と言われて反射的に口を開ける。
逆隣にいるバンチャンさん…?がすごく大きい手で僕を撫でた。
さっき抱きしめられた時も、今もだけど、すごく大きくて抱擁感がある。
すごく恥ずかしい…っ
みんなこっち向いてるし…
僕のその一言に全員が黙った。
いけないことを言ってしまったと思って謝ろうとした時、
口に野菜が入って、チャンビンさんは嬉しそうな顔をして撫でてきた。
流石にもう恥ずかしすぎて、気を紛らわすために一気に水を飲んだ。
顔が少し熱いかも…
食べるのが遅い僕をみんな待っていてくれて、ようやく食べ終わった後にまたバンチャンさんに偉いねー、と撫でられた。
褒められるのなんて亡きBOSSに身体を褒められた時以来。
とても不思議な感じがした。
みんながわちゃわちゃと席を立ち、僕をゆっくり連れて行ってくれた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。