ハンside
生きてる…
まだしっかり開いていない目で周りを見渡した。
単調な白い部屋。
窓はない。
ベッドで寝てたみたい…
ここってどこ…?
誰もいないし…
その時、ドアの外から声と音が聞こえた。
1人じゃない、
複数人の声が聞こえた。
今度こそ殺されるのかもと思って、でもどうにもならなくて、その場で呆然としていた。
その時だった。
カチャ🚪
逆に怖いことにみんなが僕を向いて呆然とした。
僕の名前知ってるの…
1人の人が僕に近づいてきた。
その人が怖くて後ろに下がってしまった。
じゃあさっき気を失う前にヒョンって言ったのは…
この子のお兄さんになった覚えはない…
一応今17歳。
それより低いアイエンって子もなかなかだと思うけど…
やっぱりあり得ないんだ…
いままで当たり前と言われてきた概念から解放されて少し安心した。
いつの間にかと近づいていたバンチャンさんに抱きしめられたが、不思議と抵抗する気になれなかった。
なぜだろう、自然と涙が出ていた。
どこか懐かしい気がしたのは気のせいかもしれない_________












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!