第3話

🃏🃏 .. 1
1,161
2023/06/23 08:26 更新




あなた
  わー、ここが米花町 .. 。  


帝丹高校へと転校するべく来た、


犯罪都市と謳われている 米花町。



「 犯罪都市 」


と言う割には意外と落ち着いた風景に、


ほっ、と胸を撫で下ろした。


あなた
  ( えーと、確かここら辺の
マンションの .. )



比較的小さいキャリーケースを


ゴロゴロと引き摺り、


少し大きめのマンションに足を進めた。









其れから暫くして、


荷解きは後にしよう、と放置していた


山ずみに成ったダンボールに手を掛けようと、


体を起こす。



と、しようとした時、




「 ピンポーン 」




インターホンがなった。


あなた
  んもー、誰??  

こちとら今忙しいっつーの。



誰も聞いてなんかいない


不満を口にしながら、


ガチャ、と扉を開ける。




黒羽 快斗
  よう!  

あなた
  .. なんでいんの?  

黒羽 快斗
  暇だろ?  

あなた
  いや全然  



声こそ快斗だが、


見た目はガッツリ女の子に変装している。


快斗曰く、


「 こんなとこで名探偵に会ったら大惨事だぜ 」


との事。


なら来んな。


あなた
  それにしても好きだねぇ。  
あなた
  女に変装すんの。  

黒羽 快斗
  こっちの方が萌えるだろ?  

あなた
  まぁ、私も男に変装すんの好きだし  
否定はしないけど .. 。



「 ま、自分の事ジャックって
言ってる位だもんな。」


と付け足し、ズカズカと家に入る。


紳士とは思えないこの行動。


どうにかならんのか。






黒羽 快斗
  てかさー、  
黒羽 快斗
  なんで帝丹高校に転校する訳!?  
黒羽 快斗
  今迄通り一緒に登下校
出来なくなるじゃねぇかぁー .. 。

あなた
  何度も言ってんでしょ?  
あなた
  帝丹高校入った方が、
あんたの言う名探偵だったり、
あなた
  あの 蘭姉ちゃん や 園子姉ちゃん の  
事も知れてプラスだって。



そう言っても中々機嫌が戻らない快斗に、


一つ、溜息を零した。



あなた
  .. それで?  

黒羽 快斗
  んんー?  

あなた
  なんか言いに来たんじゃないの?  
あなた
  また良いお宝見付けた  
とか何とかって。



ビリビリとダンボールを開けながら


そう問い掛けると、


「 あったり〜! 」


とご機嫌な声を出し、


一枚の新聞を突き出された。



あなた
  ? .. わぉ。。  



新聞には、どデカく書かれた


「 怪盗キッドに告ぐ!! 」


と言う文字。


あなた
  だ、大胆だ事 .. 。  

黒羽 快斗
  そーそー。  
黒羽 快斗
  鈴木次郎吉 .. って人からだってよ。  

あなた
  ふーん?  


あなた
  「 怪盗キッドに告ぐ .. 」  
あなた
  「 貴殿が所望するビックジュエル
大海の奇跡ブルー・ワンダー」を潮留に在する 」
あなた
  「 我が大博物館の屋上に設置した。  
手中に収めたくば
取りに来られたし 」..


あなた
  ほー??  
あなた
  それで?

乗るの?



快斗がくしゃっと音を鳴らし、


新聞を下げる。


そして顔をぐんっと


近付けてくると思えば、





黒羽 快斗
  もっちろんっ  



と、ニヤリと口角を上げた。


黒羽 快斗
  実はもうOKのメールは  
入れてあんだよ。

あなた
  お仕事が早い事 .. 。  
あなた
  んで、なんて送ったの?  



ゴソゴソとポケットを漁り、


ほらよ、とケータイを手渡す。




「 貴方の提案
快く承ります ...

決行は 10月 12日 20時、
その前夜に下見する無礼を
お許し下さい ...

怪盗キッド 」



あなた
  「 p.s.  BIueWonder の名の如く、  
歩いて頂きに参上しよう ... 」

あなた
  .. こんなに煽って大丈夫?  
あなた
  また寺井さんに
手伝ってもらうんでしょ?

黒羽 快斗
  あ、勿論あなたにもな?  

あなた
  はいはい、分かってるよ ..  



そう溜息交じりに呟いて、


ダンボールから帝丹高校の制服を出した。




プリ小説オーディオドラマ