参謀 22歳
将校と付き合ってる。一度将校を裏切り処刑寸前のところまで行ったが将校が参謀を部下にしたおかげで生き延びている。いつも無表情で、体調が悪い時だって無理して隠そうとするから将校が過保護になってきてしまい困っている
将校 32歳
参謀と付き合ってる。だが、参謀がなかなか触れ合わせてくれないからキスも中々できず不満。体調が悪くてもどこか怪我していても隠そうとする参謀が心配で過保護になってしまった
アサヒ 25歳
参謀と一緒に大臣に仕えていたが、19歳の時に逃走し将校の部下になる。参謀を助けることができ嬉しい。将校と参謀と自分だけで話すときは敬語を抜く。参謀とは小さい頃からの知り合いで唯一信頼されている
※旭と類の強めの友人演出がありますが付き合っているのは司と類です
俺と参謀、2人で森の中をゆっくり歩く
普段なら森の見回りは部下であるアサヒがやるはずだが、最近忙しかったし息抜きを……ということでアサヒに見回りという名の散歩を勧められた。やはりアサヒは気が効く。今度参謀も入れて何か奢ってやるか
そう思って歩を進めていると、不意に後ろから疲れたような溜息が聞こえる
本人曰く疲れていないらしい……が、参謀は体力が俺の10分の1ほどしかないからな。きっと疲れているのだろう
どこかで休むか……と思いつつ辺りを見回せば、大きな木が丁度良い木陰を作っていた。俺は植物にあまり詳しくないので分からないが危険な木ではないだろう
先に俺が座り隣の地面を叩けば参謀も大人しく俺の隣に座る
参謀に渡したのは卵サンドイッチで、偏食家の参謀でもすぐ食べる優れ物だ
参謀も腹が減っていたようですぐに小さい口を開けてサンドイッチにかぶりついた、その瞬間
参謀の肩に、小さい小鳥が乗っていた
珍しい。非常に珍しい。参謀があんな質問に肯定するなんて初めてだ。顔には出ていないが嬉しいのだろうか……
だが、まだ終わりではなかったようで
今度は白いウサギの親子が参謀の側にやってきて、撫でてと言わんばかりに参謀を見詰めている
そこで、サンドイッチを渡された俺は、
__とんでもない光景を見てしまった
あの、参謀が
「可愛い」と言った
それだけじゃない。子兎を抱き締めて頬を擦り寄せている
初めて見る笑顔だ
こいつも笑うのか……
それから10分ほど経っただろうか……参謀の周りには兎と小鳥だけでなく、狐やリス、雀などが沢山集まっていて、俺は食べかけのサンドイッチを持つだけの人間と化していた
散々動物達を撫で回して満足したのか、参謀は段々眠そうな顔になってきた。自由な奴だ
……すると、急に参謀の後ろに大きな影が現れる
その影は、参謀の顔を大きな舌でぺろ、と舐め上げれば参謀は驚いたように目を見開いて固まる
そのまま、参謀は口を開けた影に食べられ____
わふ!と犬のような返事をしたその影は、確かにエム達の連れている狼そっくりだった
とはいえ参謀は狼に体中を舐められ甘噛みされている。大丈夫なのだろうか…
今度は股間の辺りを舐められている……、されたい放題すぎで心配になるがエム達の狼なら問題ないだろう
そう思いながら参謀のサンドイッチを食べていると、狼は急に参謀の上に被さるように寝転がる
狼と参謀が落ち着けば、周りの動物達も参謀の近くに寄って行く
沢山の獣達も参謀を囲んですやすやと寝始め、俺だけが取り残される
いくらなんでも普通の人間がこんなに沢山の動物を集めて懐かせれることができるわけがない。……多分
4時間後














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!