ー次の日ー
朝食後、私とおどろくさんはこんな風なやり取りを
続けながら、荷物を片付けていた。
他の人たちも当然いるが、ニグさん、うたいさん、
あふぇさん、さもさん、ななさん、しぇいどさんは
いない。
聞くと、さもさんは調べたいことがあって部屋に
こもっているらしく、他の人達は何か加工する物が
あるらしい。
午後からはななさんの部屋に行って、色々と話が
聞きたい。
私からも言うって約束だし。
すると、やる気が出たのか物凄い勢いで荷物が片付けられていく。
重ための荷物を運んでいた凸さんが、呆れたように
苦笑していた。
思わず、私もクスッと笑みが溢れる。
ふとドアを見ると、側でななさんが手を振っている。
こっちに来て欲しいのだと悟り、私はそっちに
向かった。
部屋に案内され、私は落ち着いた色の椅子に腰掛けた。
ななさんも近くの椅子に座り、そして私をじっと
見る。
元から皆さんが私の目を弄ることはなかった。でも、綺麗だとこうして言われるのは、また違った感情に
なる。
顔が赤くなるのを感じて、私は少し下を向いた。
片目が見えないって言ってる凸さん…沢山の魔力を
持っているしぇいどさん…。
謎の念力を持つべるさん…可能性は他の人達にもあるし…。
心を読まれていることに若干驚きつつ、私はもっと
考える、
凸さん、しぇいどさん、べるさんの中に一人…。
そして名前を出していなかった、あふぇさんやうたいさん、おどろくさん、さもさん、ニグさん…。
悶々としていると、扉をノックされる音が響いた。
かちゃりと開けられたドアのそばに居たのは…。
さもさんだった。何か手に本を持っている。
昨日渡された本に若干似ている気もする…。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!