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第1話

1.
13
2026/02/23 05:10 更新
仕事帰り。


スーツ姿にコンビニのレジ袋。


疲れた頭の中とハゲた頭。


信号待ちで、ふと考える
あなた
もし、人生やり直せたらな
別に本気でそう思っているわけではない

気の合い私を気にかけてくれる嫁に、私が傷つくからと反抗期の姿を見せない娘。


周りの人間に恵まれているし、ただの愚痴だ

信号が青になり、一歩踏み出す

眩しい光


大きな音

あなた
......あ、これ終わるやつだ
なぜか冷静


きっとアニメや漫画、ゲームでこの手で転生する主人公達を見てきたからだろう


走馬灯も浮かばないが、ただ最後に思い浮かんだのは
あなた
最後に乙女ゲープレイしたかったなぁ
そんなあまり大したことのない後悔

視界が白くなる

周りの慌てる声や日常の音が消える

天蓋付きのベット


美しい装飾が施された知らない天井


知らない手


小さくて、白くて、まるでか弱い女性のような指だ


一度立って近くにあった姿見を見る
あなた
.....は?
声が違う。


鏡を見る


そこには、どう見ても「マジカル♡ドキドキ♡学園ラブ&ビースト」の世界のあなたのカタカナの名前・あなたのカタカナの苗字だった


でもその中身は52歳の公務員だ


静かに言う
あなた
流石にコレ、冗談だろ.....

誰も答えない


窓からよく見える庭には見覚えのない花が咲いていた


赤く大きなダリア。


その足元で小さなニゲラが風に揺られている


名前も知らないはずなのに、なぜか惹きつけられる


華やかで、強く見えるが、不安定で簡単に枯れてしまう繊細な植物
あなた
.....私には似合わないな
誰に向けた言葉かわからないが、小さく呟く
おとめ
おとめ
Prologue、楽しんでいただけました?
花も考えて選んだので、忘れすぎず覚えすぎずみたいな感じだったら嬉しいですヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
おとめ
おとめ
設定とかガバガバだけど、見捨てずに最後まで読んでくれると嬉しいです!

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