ジェルside
ピピピピピ
朝六時。部屋に響くアラーム音で目が覚める
起きる時間も毎朝同じなのに…今日はなんか頭がぼんやりする
頭が痛いような、重いような気もするし…
体も重い
なのに思うように体が動かない
ベッドの上で10分くらいうずくまった後、重い体を何とか起こして洗面所に向かい顔を洗う
…なんかぼんやりする…
風邪でもひいたのかな…?
でもそんなこと気にしてる暇ないし…やらないといけないことがあるわけではないんだけど
みんなに心配かけたくないし…
ご飯作ったり掃除したりしないといけないし…
なーくんが俺の顔をじっと見て不思議そうな顔をする
急いで洗面所を立ち去る
なー君の声がするけど無視
あのまま言ったら無理やり休まされたりされるから…
大丈夫って言ったけど、体はどんどん重くなるしどんどん頭も痛くなる
みんなの朝食を作りながらも、包丁で指切りそうになったり…
火、消し忘れそうになったり…
いつもの俺じゃないし、普通に危ない
みんな起こして、ご飯食べたら今日はおとなしく部屋でゆっくりしよ…
ホントはやるつもりだったことも、学校の勉強とかいろいろあったけど一日くらい休んでいいでしょ…
弟たちにバレたら心配も迷惑もかけるしね…
ご飯を作り終えてちらっと時計を見たらもう七時半。
そろそろみんなも起こしていいよね?
二人の部屋に入って二人をゆすって起こす
二人仲良く布団にもぐっちゃった…
いつも布団をひっぺはがして起こすけど今日はそんな元気もなく…
弱い力で二人を頑張って起こそうとする
二人が布団から顔を出して聞いてくる
え、二人にもバレた…?
そんなに今日俺違うのかな…
できるだけ元気な声で言ってそのままるぅりーぬの部屋に向かう
莉犬は理解がある子でよかった…(((
みんな起こしたし、なーくんがご飯運んだりしてくれてるから…
あとは食べるだけか…
いつも通り騒がしい朝…
みんなが五人で盛り上がってる間、俺はそっと部屋を抜け出してベッドに倒れこんだ
頭もガンガンしてきて、寝ているだけでもズキズキしてくる…
ちょっとだけ、寝ようかな…
きっと片付けとかはなー君たちがやってくれるだろうし…
さすがにみんなの前で倒れる方がやばいから…
そんなことを思いながら目を閉じた
さとみside
あれ、気が付いたらジェルにいが居なくなってる
三人がバタバタとジェルにいの部屋まで行ってみてきてくれる
まあきっと疲れて寝てるんだろうなーってしか思ってなかったけど…
莉犬が慌てて戻ってきて俺たちに報告してきた
体温計持ってジェルにいの部屋に向かう
と、ベッドに倒れこんだジェルにいの姿があった
顔は真っ赤だし、息は荒いし、相当つらそう…
ピピピ
…39.8…?
みんながそれぞれできることを頼んで…
俺はジェルにいの看病をする
とりあえず、ちゃんとベッドに寝かせて…
吐いたりしても大丈夫なように袋もそばに常備させとく
あとはジェルにいが無理しないでいいようにジェルにいの仕事とか全部やっておいて…
買ってきてくれた冷えピタを貼って、ご飯もそばに置いておいて…
もう一回熱を測ったらまたちょっと上がって40度…
ちょうどその時ジェルにいが薄く目を開ける
目をウルウルさせながら訴えるジェルにい
可愛すぎる…
あ、そんなことよりもちゃんと看病しないとッ!
ジェルにいが完全に幼児化してる…
可愛いけどいつも優しいジェルにいだから扱い方が分からなくて困る
ななにいもジェル君のペースに合わせてにこにこしながらご飯を食べさせてあげている
一生懸命もぐもぐしながらもご飯を食べてるジェルにいが可愛すぎる…
嫌そうな顔をしながらも頑張って飲んだ後、気が付いたら静かに寝ていた
それから俺たちはそれぞれ勉強をしたりゲームしたりいつも通り過ごしていたんだけれど…
数時間後、急にジェルにいの部屋からジェルにいが倒れる音が聞こえてきた
ななにいが背中をさする
ジェルにいを洗面所に連れて行って口をゆすがせた後、またベッドに連れて行った
ジェルにいが一瞬迷った後断った
多分何かしてほしいことあるんだろうなぁ…笑
そのあとみんなで布団を敷いてみんなでジェルにいを囲んで寝て…
次の日
ジェルside
あれ、なんで俺みんなに囲まれて寝てるんやろ…
昨日、しんどくなって寝て…
そのあとからの記憶がない…
やばい、弟たちに可愛いって言われるのが一番はずかしいかもしれない…
そのあと数日みんなにからかわれ続けてもう無理はしないと心に誓いました…
アンケート
新しい小説の主人公
なーくん
50%
莉犬君
50%
投票数: 1361票











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。