第38話

🌓
1,844
2020/11/17 11:23
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新婦の入場です_


大きな扉がゆっくりと開く。
泣いてる人、笑顔の人、拍手をする人。
お父さんと一緒に足を踏み出す。

知ってる顔ぶればかりで恥ずかしいなと
思いながらもまっすぐ前を向いて。

まっすぐ愛すべき人に向かって。

ふと横を見ると、正門も。
うるうるしないでよ、笑
なんて吹き出しそうになりながら、
また顔を上げる。

1番前まできて、ピタリと止まるお父さんの足。

今までお世話になったお父さんから、
これからの人生を一生共にすると誓う、
誠也くんの所へ。

段を上がればわっと起こる歓声と拍手。

そして誠也くんの方を向き直って、
ゆっくり屈めば、純白のベールに触れる真っ白い指。
ふわりとベールをあげるとそこには誠也くんの
天使のような微笑み。

緊張しながらも微笑み返して、もう一度皆の方に向く。

私たちを祝福する拍手がホール中を包んだ。


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『 誠也くんっ、遅れるで!! 』

「 …んぇ?今何時なん… 」

『 もう8時! 』

「 やっばっ、」

『 何回起こしたと思ってん、』

「 ごめんなあ、いってきまーすっ!! 」

『 あ、お弁当お弁当!! 』

晶「 ぼくがもってくぅ、」

パパぁと走るこの子は3歳になりました。

「 あぁ、ありがとうなぁ 」

と受け取って頭を撫でる誠也くんはもうすっかり
パパの顔をしています。

誠也くんはいつの間にか犬になれなくなっていました。
でも、晶哉にはしっかり受け継がれているようです。

晶「 わんっ 」

『 犬の鳴き真似?上手いなあ 』

晶「 パパにおしえてもらったあ 」

こんな幸せな時間がこれからもずっとずっと
永遠に続いていきますようにっ




End
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