あなたの下の名前side
松川先輩をゲットしてからは順調にことが進んだ
先輩達経由で及川先輩達と話したり
一ノ瀬先輩に「あれっいつから敬語になってたの!?」と怒られたり
国見さんに「着替えるの早いね」と言われたり
あ、一ノ瀬先輩が入ってった扉ガン見してたのは私の着替える時間と比較してたからだったらしい
話の最中に聞いた
よかったよ、君は変態じゃなかったんだね
そのイケメンフェイスで変態?って思ってたからあんしんした
まぁとにかく、どの話題でも私が話題の中心になったりと、もう文句なしの進捗状態
しかも「本当にマネ業初めて?」って花巻先輩に聞かれたし
そう聞かれるってことは
相当上手くいってるってことだよね
ちなみにこれは一ノ瀬先輩が遮った時に言おうとしてたんだって
この話の途中にちらっと一ノ瀬先輩を見てたらバツの悪そうな顔をしていた
あはは。うんうん、いい感じ、笑
...とまぁ、話のひと段落が着いたところで
ようやく今日の本題に入った
あなたの下の名前「へぇ、金田一くんもあっち方向なんだ」
金田一「おう!あなたの名字も一緒だったんだな〜」
今は金田一くんと仲良くお話してます
ほんとにもう...やっとだよね
ずっと松川先輩にキープされてて動けなかったし...
タイプの女の子ホールドしちゃうのはわかるけど、それにしてもちょっと長かったかな
なに、あの人って好きな子にグイグイいっちゃう感じなの?
んんん...一ノ瀬先輩にもあそこまでだったかな...
...まいっか
そんだけこっち側に来てるってことにしとこ
それに、元々一ノ瀬先輩に対する溺愛具合の方がやばかったしね
うん、まだまだだね
半ば無理やり納得していると、金田一くんが口を開いた
あ、くん付けは本人が言ってきたからね
金田一「...なぁ、なんで俺に話しかけてきてくれたんだ?」
あなたの下の名前「...えっと...?」
あ、これか
真剣な雰囲気を醸し出す金田一くん
今から話し出す内容は大まか検討がついてる
あれでしょ?「なんで俺の方なの?」的な
それを狙って金田一くんと話してるからね〜
ま、今言ってくるとは思わなかったけど
わかっていても、困惑したような表情で話を聞く
猫かぶりの常識
相手に悟られずに、私の表面だけを見せる
金田一「...あー、ほら。国見って顔がいいだろ?」
金田一「大体は国見の方に話しかけに行くからさ」
金田一「なんでかなー...って」
あなたの下の名前「...あぁ、そういうこと」
なるほどね、という表情で頷く
うん、ビンゴ
おそらく金田一くんは、私が今までの女の子と違う行動をとったから驚いてるんだよね
まぁ、国見さんは相当のイケメンで、うちのクラスにも彼に思いを寄せている子が何人かいるくらいだし
人間ってこれまでの記憶にないことをされると驚いちゃうものだからね
その疑問が出てくるのも普通だど思う
それなら私がその謎を解いてあげよう
...んじゃあ考えておいたセリフ言っちゃいますかね
あなたの下の名前「...私はね、国見さんとか関係なしにただ金田一くんと話してみたかったんだ」
金田一「...え」
私の返答に驚く金田一くん
そんな金田一くんにスっと入ってくるような声色で話す
できるだけ優しく
強すぎず、弱すぎず
丁度いい声量
あなたの下の名前「なんだろ...明確な理由があったわけじゃないけど」
あなたの下の名前「なんとなく...雰囲気が優しそうだったからさ」
あなたの下の名前「金田一くんが言ったみたいな難しい理由はないよ」
金田一「...そっか、」
セリフを言い切ると、金田一くんはさっきより明るい声で言った
金田一「俺...知れてよかったよ」
あなたの下の名前「...うん、私も納得してくれたみたいでよかった」笑
金田一「...!」
そう言いながら笑いかける
...なんだか少女漫画みたいな展開だなぁ
あ、いい雰囲気なのにごめんね、金田一くん
このままヒロイン様の立場を乗っ取るにはいい行動なんだろうけどね
こういう時に謎をといて味方にしておくと後々楽なんだよな〜
...あ、そーだ
いいこと思いついた、笑
これで金田一くんからの信頼はガタ落ちにできるね
流石のヒロイン様でも顔がいい人は好きでしょ?
そういうのを利用したらすっごく上手くいく
あは、いつ決行しようかな〜笑
新しい作戦を考えてわくわくしながら、その日はみんなと別れた
あなたの下の名前「...決めた、明日の朝練から伏線を張っておこう」
あなたの下の名前「どんな反応してくれるのかな」笑
セーフ!!ギリ今日!!
2話目は明日になっちゃうけど許して!!
2話目も全部書き終わったらコメ返しします...!!
遅くなってすみません“〇| ̄|_
青春、学園のデイリー41位あざっす!!
一気に上がってビビりました!!!
あとね、☆123って地味に凄くないですか
深夜テンション混じってますすみません
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。