そ、そうだったんだ…
てっきりゆりちゃんの事が好きなんだと…
って、あの、ちょっと待って?
さりげなく下の名前で呼んでたよね?
私のこと好きって言ってたよね?
今更かよ!ってなるけど改めて確認すると
は、恥ずかしい…ね
な、なんて返事したらいいかわかんない…
だってまさか、津田君が私のこと
好きだなんて考えてなかったし…
ど、どうしよう…
恥ずかしくて目なんて合わせれない…
津田君にほっぺたをもたれて
津田君ひ目を合わせさせられた!
めっちゃ恥ずかしいよ…
今、絶対、顔真っ赤…
そんなの、私だって好きだよ…
1年生の時からずっと…
これは恥ずかしくて言えないけど
いつか言える時がきたらいいな…
チュッ
い、いやいやいやいやいや
そりゃ驚くでしょ!
まさか、キ、キスされるなんて
思ってないよ〜!
でもすごく嬉しい…
大好きだった津田君が私のこと
好きだなんて本当に嬉しい!
な、難易度高すぎ…
チュッ
ま、またキス!
ちょっとレベルが高すぎて
追いつけない…
でも、好きな人と大好きな人と
キスできるのって本当に幸せなんだね!
今まで応援してくれた(?)ゆりちゃん
ありがとう。
私、つ…優志と付き合えたよ…
fin…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!