ずっと苦しそうで溶けそうだった、
マークの表情が限界に達したその瞬間、
もの凄い圧で締め付けられて、
ほとんど悲鳴に近い声で鳴いたマークが、目を閉じて小さく震え始めた。
これが、そうなのか?
出ないけどイケるっていう…
ようやく目を開け俺を見たマークが、何かを確認するように自分のものに触れる。
力無い声でマークがそう言って、
俺は一旦マークの中から自分のを抜き、その横に添い寝する。
俺がそう聞くと、マークは恥ずかしそうに俺に背を向けた。
そう聞きながら、俺は思わずマークの背中を抱きしめた。
いつも追いかけてた広くて骨ばった背中が、
こんなにもすんなりと俺の腕に収まるのが愛おしい。
そう言ってマークがこっちを振り向くと、
その目はいつもに増して潤んでいて、
もしかして泣いた?と思うくらいで。
それを聞いて少し安心した俺は、
マークの唇にキスをしながら、
その右手を引っ張ってまだまだ大きくなりっ放しの俺のを触らせた。
するとマークが四つん這いになり、
ローションで濡れたその入り口を俺の目の前に差し出した。
ローションを少し足して、もう一度マークの中に少しずつ入っていく。
さっきよりも入り口は緩んだとはいえ、
油断するとすぐにでもイキそうなくらい中の締め付けがすごい。
さっきよりも少し速いリズムで、少し進んでは戻り、進んでは戻りを繰り返す。
さっき見つけたマークの好きな部分に自分の先を擦り付けながら、
必死でギリギリの快感とのせめぎ合いに耐える。
もう…
何なんだよこの気持ちよさは…
腰の動きが止められなくて、
もしかしたら一回目にしてはマークの粘膜を擦りすぎてるかもしれない。
でも、
止められない、全然止められない。
そう言うと、さっきマークが果てた時と同じような収縮がまた起こって、
それと同時に、
もう限界を超えていた俺の中身が一気に発射した。
何だよ…これって…
俺は力が入らなくなった体をマークの背中に預け、
俺たちは一つに重なったまま、ベッドに崩れ落ちた。
マークの柔らかい声が聞こえて、
俺は目を閉じたまま、
目の前にあるマークの背中にキスをする。
マークが俺の手を握ってそう聞いた。
ちゃんとも何も…
何なんだよ、この気持ちよさ。
マークの首筋から急に何かが香って、
それを確かめるように、俺はそこに口を付ける。
満たされるって、こういうことか。
この人が、俺の全てを支配して、
壊して、
溶かして、
そして満たしてくれる。
すると背を向けていたマークがこっちを向いて、
両手で俺の顔を包んだ。
何かを言い返そうとしたのに、
その時すでに俺の唇は塞がれていて。
ムカつくけど、
悔しいけど、
それより幸せが勝って、目を閉じる。
午前4時。
俺たちはようやくひとつになれて、
安堵と心地良い疲労の中、そのまま抱き合って眠った。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。