ht side 夕方
私とルカさんしかいない部屋の中で、ポツリと呟く
ルカさんは、部屋の窓の外を眺めている
__視線の先にあるのは、逆さ吊りにされた「葬儀屋」の姿
私たちはあの後、村の教会に戻ってきて葬儀屋を吊るした
ルカさんの言っていた救いようのない救済劇も、もうすぐ終わりを迎える
……ルカさんの手によってグラスに注がれていくのを見ながら、考える
今までに救済されたみんなのこと、葬儀屋のこと
そして、残された私とルカさんのこと
カツン、と高い音を響かせ、グラスをぶつける
そんなくだらない会話をしながら、シャンパンを飲む
そして、最後の一口を飲み干した
__誤ってしまった、私の












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。