今日が何月の何日かは知らない
いつもの薄暗い部屋で暇を潰すためにゲームの画面を開き、お気に入りのゲームをする
ゲームってのはとてもいい。現実ではなかなか出来ないことが出来てしまう
なんならこの仮想現実の中に入ってしまいたい
まぁでももう俺のいるこの環境が仮想現実っぽいんだけどね!
だってここは____
実はさっきルカに「Rain」って名前の子がフレ申してくるから返しといてって言ってたわ キャハ(^○^)
用が済んだのかルカはすぐ去っていった
そういえば話の途中だったね!ここは実は秘密結社なんだ!
つまり裏社会!
こんな治安の悪いところに俺たち可愛い可愛い兄弟はいるんだぜ スゲェダロ
ゲームに飽きたから画面を閉じて別の画面に切り替えた
仕事の時間だ。
いつものように頼まれた会社や国のセキュリティをハッキングする。
ハッキングしたあとは他の人たちがしてくれる
何か知らんが俺ら兄弟は昔からよく「変だ」と言われている
確かに他の世間では普通と呼ばれる兄弟とは少しズレているのかもしてないが、そんなのはどうでもいい。
だって俺たちは凄くお互いのことを愛しているんだもん
いや〜…レインって子どんな子なんだろ〜
一通りの仕事が終わり、少し暇な時間が出来た
パソコンの画面はそのままに、椅子から立ち上がってルカの所まで移動する
オフィスを抜けて、玄関のような所まで行ったらやはり彼はいた。
多分今から仕事だろう。何かの荷物を持っている。
見ていたらこっちに気づいたみたく、名前を呼ばれた
すぐに駆け寄り、彼の前に立つ
お揃いの色の目がお互いを見つめる
ああ、綺麗な眼だ
瞬間移動って便利な能力だよね
今夜またお兄ちゃんとできるかな〜
楽しみだな〜
俺はそのあと自室に戻って仕事の続きをした
俺とルカは人様には言えない関係なんだよね
秘密なんだよ
️️️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。