もうニコニコしてるの疲れたよ……。
私は自分を変えよう変えようとしても、結局素の自分がでてしまう。
口数が少なく、可愛いものよりもかっこいいものが好き。
でも、周りの友達に合わせてかっこいいものが好きなのを嫌いと言って嘘をついて……。
本当の私を隠して隠し通そうとして、精神的にキツくなって部屋にこもりっぱなし。
誰も私なんか見向きもしないんだよ。
手を握られそうになって咄嗟に声を荒らげながら、魔法を放ってしまった。
私はそのまま走って自室に逃げ込んだ。
もうヤダ……。
助けてよ、オルト……。
ポタポタッ
また、どこかでインクが落ちる音がした。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。