嬉し涙を流した後に
わたくしは
貴方に
そっけない部屋にある
そっけないピアノで
そっけない音楽を奏でる。
流るるそっけない旋律の音に
癒されているような
そっけない貴方に
わたくしも
そっけなく笑顔になる。
思えばそう
貴方とそっけなく出会って
貴方とそっけない言葉で
そっけなく語り合う。
そっけない貴方に
そっけなく励まされて
わたくしは
そっけなく嬉しくなる。
ただのそっけない挨拶でも
わたくしは
嬉しく歓喜する。
そっけない曲を弾き終えると
貴方はそっけなく
またとなく拍手する。
そっけなく嬉しくて
わたくしは
そっけなく笑顔になる。
だから
そっけなく言う。
「ありがとう」と…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。